個人レベルで実行可能な、最も効果的な安全確保策

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テロの巻き添え被害を防ぐこと、
これが個人レベルで実行可能な、
最も効果的な安全確保策です。
具体的な巻き添え回避策は三つ。
3「カン」と覚えてください。

1)空間:テロが起こりそうな空間に近づかない
2)時間:テロが起こりそうな時間を避ける
3)観察力:テロの予兆がないか観察する
過激派や反政府勢力が襲撃や爆発の
対象としそうな場所に近寄らなければ、
巻き添え被害に遭うことはありません。
例えば

宗教施設や宗教行事
軍・警察といった治安当局
政治家事務所や行政機関

など、近づかなくてよい場所には
極力近づかないようにすれば、
それだけでもリスクを下げられます。

しかしながら、上記の場所に
近寄らないことにしたとしても、
ホテルのレストランや劇場など、
自分の目的地が無差別テロの
標的となることはありえます。
そうした場合は場所ではなく、
時間をずらしてリスクを低減しましょう。

人が大勢集まる時間を避ける
イスラム教で重要な金曜日を避ける
空港入り口等誰でも入れるエリアに長居しない

テロ事件があった場所に行ったとしても、
事件が発生するその瞬間に自分が
いなければ何も被害はありません。
空間と時間に十分気を付けて、
行動予定を慎重に組み立てましょう。

最後は自分の周りに不審な人間、荷物等がないか、
常時、できるだけ観察することです。

「あれ、おかしいぞ」
「なんかいやな予感がする」

のであれば、結果として無意味であっても
(たいてい何も起こりませんが)
その時点で考えられる回避行動を
講じればよいのです。