万が一に備えて連絡先を「紙」で持とう

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災害発生時に使える「防災カード」

昨日台風21号が日本の四国、関西方面を直撃し、甚大な被害が生じました。

特に各種ニュースでも報道されている通り、関西空港が浸水し、空港と陸地をつなぐ連絡橋にタンカーが衝突したことで完全に空港島が孤立しました。今朝早く、高速船で避難が完了するまで、約半日にわたって一時旅行客、空港スタッフ等3000人が孤立した空港島に取り残されたという事態は甚大な被害の象徴です。

 

日本でも災害が発生すると、普段「存在することが当たり前」として何気なく使ってる各種インフラが使えなくなることがあります。我々日本人が、なんの不自由なく使えて当然、と考えている各種インフラには以下のようなものが挙げられるのではないでしょうか?

 

・水道

・ガス

・電気

・通信(固定電話・携帯電話・wifi等)

・公共交通機関(鉄道・地下鉄・バス等)

・流通網(スーパーやコンビニの商品供給等)

 

災害が発生して、使えなくなるとどれも困ってしまいますよね。昨日の台風21号の影響を受け、関西電力によると、台風が通過して約1日が経過した時点でも50万戸が停電から復旧していないとのこと。普段携帯電話、特にスマートフォンに頼っている現代の日本人の生き方では、停電によって電池が切れてしまうと、家族や職場との連絡もままなりません。また、たいていの電話番号は携帯電話のメモリに入っているでしょうから、パートナーやお子さん、業務関連の連絡先すらわからなくなってしまうことも予想されます。

 

そんな時に備え、日本の各自治体では防災パンフレット等で「防災カード」を作ろう!と呼びかけています。例えば次の図は東京都品川区がHPで公開しているものです。

いざ、というときにもお財布や定期券入れなどに家族や所属先、重要な連絡先を忍ばせておけば、携帯電話の電池切れの場合でも、公衆電話等から安否の連絡ができますね。

 

【次ページでは・・・インフラが不安定な海外でも「連絡先カード」が役に立ちます】