日本人の海外安全対策にそびえる三つの壁

「たびレジ」利用者はわずか3%(内閣府調査)

外務省の「たびレジ」登録画面

 

先日内閣府が実施した「海外安全に関する世論調査」の結果が発表されました。この調査は8月30日から9月9日まで1743名に調査員の方が個別面接を行い、聞き取った内容をまとめたものです。

調査結果のポイントを抽出してみると次のようになります。

1)自分や家族が海外に行く際、渡航先の治安や災害に関する情報を調べるか?

「調べる」(72.8%)

「ときどき調べる」(9.8%)

両者の合計で82.6%。

2)テロなどの緊急情報をメールで受信できる外務省の登録制サービス「たびレジ」を利用しているか?

「すでに利用している」(3%)

 

とのこと。

 

自分や家族が海外に渡航する際の現地治安情勢はかなりの方が気にしてはいるものの、「たびレジ」を知らなかった方も多いのか、「すでに利用している」と回答した方はわずか3%。産経新聞の報道によるとこの結果には外務省の幹部も「さすがに寂しい」と回答したのだとか。

 

海外に行かないので関心はない、と回答している方もいるとは言え、かなりのシステム予算をつぎ込み、人気芸人のケンドーコバヤシさんにも協力してもらってキャンペーンを張ってもなお利用率が3%というのはちょっと残念な結果でしょう。

 

当HPの代表尾崎も夏休みの「たびレジ」登録キャンペーンの目標が低すぎるのではないか、との主張をしています。本人の強い意志もあり、タイトルが「これでいいのか『たびレジ』登録キャンペーン」と挑戦的ですが、尾崎は「たびレジ」はもっと使われるべき優れたシステムであると認識しているが故にコラムを書いたと発言しています。

 

当HPは日本政府外務省とは無関係に運営されていますが、代表以下「たびレジ」が使われていないことを残念に思っています。そこで、今回はどうすれば「たびレジ」をもっと使ってもらえるのか、また使ってもらうまでにどのような障壁があるのかを考えてみたいと思います。(繰り返しになりますが、日本政府外務省の公式見解ではありません。日本人が海外で事件・事故に巻き込まれないことを切に願う一般人集団の考えです)

 

【次ページでは・・・同じ調査から見える前向きな要素にスポットライトを当ててみます】