マナウス市内での放火・施設損壊事案

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2021年6月5日以来、ブラジルアマゾナス州マナウスで麻薬犯罪組織のリーダー格とされる男が、警察当局により射殺されたことから、同組織が報復として公共交通機関、銀行機関、その他の施設を放火するなど一連の攻撃がありました。

公共交通機関等が放火の標的となっている(DWのウェブサイトよりキャプチャー)

同組織は、複数の銀行店舗を焼き払い、リオネグロ橋とブラジル大通りを封鎖、さらには警察署に手榴弾を投げ込む行為にまで至りました。アマゾナス州旅客交通企業組合の建物、銀行ATM、保健所が放火される事件も発生しました。アマゾナス州の内陸部にある少なくとも 3 つの小さな町での攻撃の報告や、統合警察地区 (DIP) の建物に対する銃撃事件も発生しています。

こうした事態を受けて、7日はバスの運行停止、公立校及び多くの私立校がオンライン授業又は休校となり、公共施設についても保健当局や治安当局を除き、オンライン対応のみとなっています。

 

現時点で、29 人が暴力に関与した疑いで逮捕されており、治安の回復にむけた努力が続けられています。他方で、今後の状況は見通しづらいため現地滞在中の方は、不要不急の外出を避けるとともに最新の情報に十分ご注意ください。

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