スリランカ首相交代に伴う政治的混乱

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10月26日スリランカのシリセナ大統領は首相職についていたウィクラマシンハ氏を解任し、ラージャパクサ前大統領を首相に任命しました。ラージャパクサ氏は2015年1月の大統領選挙でシリセナ大統領と争って敗北しています。既にラージャパクサ氏は首相職着任のための宣誓も済ませています。

 

一方的なシリセナ大統領の首相解任に対し、ウィクラマシンハ氏は「国会の指示を得ている自分が依然として首相である」旨発言し、政治的混乱は深まっています。

 

この状況を受け、イギリス政府は自国民向けのトラベルアドバイス上次のように記載しており、状況が流動的である点注意喚起しています。

There are reports of rapid political developments in Sri Lanka. You should exercise vigilance and avoid all demonstrations or large political gatherings. We will continue to monitor and update Travel Advice as appropriate.

 

日本政府外務省も27日情報を更新し、同様のアドバイスを記載しました。現時点で治安には影響を及ぼしていない、とのことですがイギリス政府同様今後の政治的動きを注意深く観察する必要がある旨記載されています。

具体的なアドバイスは以下のとおりです。

スリランカにお住まいの皆様並び旅行者の皆様におかれましては,引き続き次の事項等に注意を払い,不測の事態,無用なトラブルに巻き込まれないよう心がけて下さい。
(1) テレビ,ラジオや新聞等の報道に注意を払い,情報入手に努めてください。
(2) 予期せず暴動・騒擾事件等に遭遇した場合には,速やかに,かつ落ち着いてその場から立ち去るようにしてください。
(3) 所属会社・団体や本邦緊急連絡先との間の緊急連絡手段を再確認してください。

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