自立的海外安全管理
海外安全対策担当者実践能力強化コース
各企業・団体内で安全対策を担当する方向けに実践的かつ即効性のある6つの学習テーマをご用意しました。6つすべてを修了された方には海外安全管理本部認定の「実践安全管理術基礎講座受講証」をお渡しします
御社内で海外安全対策を中心的に担当できる人材育成を支援します。情報提供や緊急時の退避業務を主とした安全対策コンサルタントでは抜け落ちてしまう、御社内での継続的な安全対策の取り組み強化のために、必要な組織内人材の育成をサポートします。
組織の海外安全管理に今すぐ役立つ講座を6つ用意。単科ごと個別に受講することも可能です。
6つすべてのテーマを受講された方には受講証を提供。実際に受講したことを職場で実践できるようにセミナー終了後も学習テーマを社内で実践する上で疑問が発生した場合等、メールや電話にて継続的にサポートします。
世界各地に日本人/日本企業が進出する時代になりました。その一方でテロや大規模なデモ等日本人も巻き添え被害に遭う事例が増えています。万が一関係者が巻き込まれてしまうと、企業・団体にとってはコンプライアンス上、また社会的評価の面でネガティブな影響が大きくなります。このため、海外に進出されている多くの企業・団体にとって安全対策は欠かせません。
その実、安全管理を担当される現場の方々にとっては「安全対策をしっかり」と言われても何から手をつければよいのか?となりがち。緊急事態はめったに起こらないため何もしなくても日々は過ぎていき、結果取り組みが後回しになっていませんか。もしくは安全対策は外部のセキュリティコンサルタントに丸投げ状態で、組織内では誰も全体像を説明できない、といった状況になっていませんか?
本コースでは各企業・団体内で安全対策を担当する方向けに実践的かつ即効性のある6つの講座をご用意しました。
すべての講座を受けていただくと、海外の事業現場で活躍するご自身や関係者皆様の安全対策を理論に基づいて計画できるようになります。
特に「安全管理業務と言っても何から始めればいいのか」「これまでやられてきた安全対策をそのままやっているがこれでいいのか?」「現状の安全対策が本当に信頼できるか疑問がある」といった、課題をお持ちの組織・ご担当者様であれば一つの講座を受けていただくだけでも、受講直後から効果が実感できる内容になっています。
1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練も受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント:行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数
安全対策は外部の専門家に任せればOKとお考えではないでしょうか?もちろん元特殊部隊のボディーガードや爆発物処理の専門家もいらっしゃいますが、皆さんの海外活動現場で日常的に必要でしょうか?むしろ緊急連絡体制の整備や海外出張時に安全を確保するための決まりづくり、また緊急時の対応体制の構築といった方法論と技術にのっとった皆さん自身の取り組みのほうがよほど重要だと考えます。そして、こうした取り組みができるのはプロ中のプロであるボディーガードよりも基本的なセオリーを学んだ皆さんなのです。そうは言っても安全対策なんて自分達にもできるの?とお考えですか?答えはYES。ボディーガードや爆発物処理などはできるようになれませんが、一般的な日本企業が取り組むべき安全対策の大部分は皆さんご自身でもできます。必要なのは海外の事業展開先事情の理解と少しの技術です。F1ドライバーと同じ運転テクニックがなくても自動車を使った仕事はできます。パティシエコンテストで上位になれなくても、自宅でケーキやクッキーづくりを楽しむことはできます。そう、わかりやすく技術を教える講座があれば、皆さんもある程度の安全管理ができるようになるのです。私は危険地での安全対策業務経験も持っていますが、「一般の方に安全対策の原理原則と基本技術をお伝えする」ことに一生をささげたいと感じています。私の役目は「魚を釣ってあげる」ことではなく「魚の釣り方を教える」ことです。自立的に安全対策に取り組む方が増えれば、私自身に安全管理を任せていただくよりも多くの企業・組織が海外で安全に事業展開ができるようになります。そして、その安全対策は外部に委託するよりもより実態に即した、適切な安全対策になるでしょうし、より持続可能なものになります。このページを安全対策強化を検討中の企業や団体の総務部門・人事部門の方がご覧になったのであればぜひ一度、講座に参加してみてください。
安全対策の基本は信頼できる情報を丁寧に集めることです。ただし、一般的には安全対策に役立つ信頼できる情報を集める方法、技術を持つ方は多くありません。
どういった情報源を使うか?どういう情報は重視すべきで、どういう情報は読み流してよいのか?また、社内関係者にどのように伝えれば、危機管理に役立ててもらえるのか?
安全管理の基本のキである情報収集術と伝達術を余すところなくお伝えします。
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お申し込みフォーム海外でのテロ、襲撃、政情不安などはアトランダムに発生するわけではありません。国・地域によってリスクが高まるタイミングを見通す技術は存在します。リスクの高まりを把握するための基本である「リスクカレンダー」を作成する経験を通じて御社もしくはプロジェクトが今後直面するリスクとそのタイミングを想定する技術を習得していただきます。
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お申し込みフォーム海外での事業展開には多種多様なリスクがつきものです。交通事故やスリといった日本でも発生しうるリスクもあれば、テロや銃を用いた強盗、政治的混乱、深刻な疾病に自然災害…。リスクを上げ始めればきりがないのですが、すべてを100%防御することはそう簡単ではありません。ビジネスと同様、優先順位をつけ、メリハリのある対応が重要です。国連機関の安全対策を担当するUNDSS(United Nations Department of Safety and Security)でも活用されているRisk Matrixを御社事情に合わせて実際に作成頂くことで御社のリスクを浮き彫りにするワークショップです。
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お申し込みフォームRisk Matrixはリスクを浮き彫りにするためだけのものではありません。リスクを浮き彫りにすると同時に、どのような対応を講じると安全対策が強化できるのかも明確になる優れものツールなのです。安全対策を強化するための方策はPrevention(予防)とMitigation(被害軽減)の二つ。作成したRisk Matrixを基に具体的な予防と被害軽減を議論しながら検討していただくワークショップです。※ Risk Matrix作成講座受講者のみ受講可能となります。
開催日
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お申し込みフォーム海外事業・ODA事業、留学等長期間海外に滞在される方にとって、無視できないのが誘拐のリスク。身代金目的やプロジェクトへの妨害目的等、誘拐犯の標的になってしまうと対策が後手に回ります。あえて誘拐犯の立場にたち、どのような人が誘拐対象として狙いやすいか、を議論することでワークショップ参加者が誘拐被害を回避できるよう行動変革を実現します。
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お申し込みフォーム海外のプロジェクト現場で万が一テロや襲撃に見舞われた場合、または突発的な政情不安等により、緊急対応が必要になった場合、どのような事態が発生するでしょうか?現場の責任者として何をやらなければならないのでしょうか?現地でいきなり被害に遭うとパニックになりますが、模擬的なシミュレーションの経験があるだけでも一定程度冷静に行動できるようになります。徐々に緊急事態の実態が明らかになる臨場感あふれる訓練を体験し、緊急事態発生時の対応実務力を向上していただきます。
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お申し込みフォーム上記Risk Matrixの作成から実践活用まで2回分を集中して1日で行います。開催日時応相談
という希望をお持ちの方は場所・日時や学習テーマの組み合わせなど上記以外に自由に受講いただくことが可能です。
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※頂いた情報を元に随時折り返しご連絡致します。
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