開発途上国で選挙が行われる際の対応(前編)

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今年は開発途上国と呼ばれる国々での選挙が数多く予定されています。宗教イベントと並んで、「リスクが高まる時期を推測できる」ことが選挙をはじめとする政治イベントの特徴。つまり、宗教イベント同様、事前にスケジュールを把握し、必要な安全対策を整えることができるのです。間違ったタイミングで間違った場所にいない、という対策を講じることができれば、お金をほとんどかけなくても海外でのリスクを下げることができる、それが選挙をはじめとした政治イベントの特徴です。

 

では、具体的に今年7月以降に予定されている開発途上国の選挙日程を見てみましょう。

 

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7月以降の開発途上国選挙日程

海外に駐在・出張・旅行される方でも該当する国がなければ関係はありませんが、もし以下の国に渡航される計画があれば、ぜひとも日程をチェックしてくださいね。

 

7月25日 パキスタン総選挙

7月29日 カンボジア総選挙、マリ大統領選挙

10月7日 カメルーン大統領選挙、ブラジル大統領選挙

11月~12月 バングラデシュ総選挙

12月23日 コンゴ民主共和国大統領選挙

 

このほかにもまだ発表されていない選挙日程があり得ますので、渡航先の選挙日程はできるだけ把握することをおススメします。

(なお、11月に予定されているアメリカの中間選挙をはじめ北米やヨーロッパでも多数の選挙が行われます。欧米諸国での選挙はそれほど混乱しないことが多く、本コラムには記載しませんが、渡航予定の方はあらかじめ調べておくことをおススメします。)

 

(次ページでは・・・開発途上国で選挙が行われる際のリスク実例とその対策)