0.ナイジェリアにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在ナイジェリア日本国大使館  :+234-9-461-2713

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察       :199

 

 

1.総論

ナイジェリアに対しては、各国政府とも全般的にリスクが高いと評価しています。特にイスラム教過激派ボコ・ハラムの活動が活発な北東部は各国とも立ち入りを禁じる旨記載があります。
ナイジェリア中央部~北部にかけても各国のリスク評価が高く設定されており、できるだけ立ち入らないよう呼びかけられています。
万が一これら地域に立ち入る場合は十分に現地の状況を把握したうえで、専門の警備を付けて移動するようアドバイスがあります。
加えて、イギリス政府、オーストラリア政府両国は2019年2月に控える大統領選挙、総選挙に伴う政治的な不安定化リスクも記載されています。

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、ナイジェリアに対するリスク評価は極めて厳しいものです。各国政府間で多少範囲に差がありますが、「渡航を推奨しません:Advise against all travel」という最大級の警戒情報を設定することはほとんどないイギリス政府が北東部ヨベ州、ボルノ州、アダマワ州、ゴンベ州に同リスク評価を設定している点は重く見るべきと考えます。

その他北部から中部にかけても、誘拐や銃器を用いた強盗が頻発しており、渡航はオススメできません。首都アブジャおよびラゴス周辺は日本政府外務省のリスク評価上「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」となっていますが、このエリアも含めアメリカ政府は「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider travel」と設定している点をご確認ください。

もし渡航される場合は日本政府やイギリス政府が記載するように専門のセキュリティガードを付ける、複数車両で移動する、生命の安全を第一に武装強盗には反抗しない、といったアドバイスに従うようおススメします。

 

2.日本政府の危険情報

 

「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。」が設定されている地域

ボルノ州,ヨベ州及びアダマワ州

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

リバーズ州,バイエルサ州,デルタ州,アクワイボム州沿岸部及びカノ州
ケビ州,ソコト州,ザンファラ州,カツィナ州及びジガワ州
カドゥナ州,バウチ州,ゴンベ州,コギ州及びプラトー州ジョス市(周辺地域を含む)

「レベル2:不要不急の渡航を止めてください」が設定されている地域

上記を除く全土

 

イスラム教過激派のボコ・ハラムによるテロリスクが高いことが繰り返し説明されています。特にニジェール・チャド、カメルーンとの国境付近には近づくことのないよう退避を推奨しています。

 

加えて、全土で銃を用いた凶悪犯罪や外国人も被害に遭っている誘拐事件なども頻発していることが明記されています。自身の安全を守るために必要な措置を講じるよう強く推奨されています。

 

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

ボルノ州、ヨベ州およびアダマワ州北部

上記を除く全土

 

イスラム教過激派(ボコ・ハラム)によるテロが特にナイジェリア北東部で発生しています。北東部ボルノ州、ヨベ州およびアダマワ州でのテロは頻繁であり、これらの地域に立ち入らないよう「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されています。

 

それ以外の地域でも全土で凶悪な犯罪(銃器を用いた強盗、襲撃、カージャック、誘拐、レイプ等)が発生している旨記載があります。

 

また、海外部では海賊行為も行われている旨注意喚起があります。

 

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府は北東部ヨベ州、ボルノ州、アダマワ州、ゴンベ州と海岸部(デルタ地域、バイエルサ州、リバーズ州、アクワ・イボム州、クロスリバー州)そしてザンファラ州のナイジェリア国境から20キロの地域に「渡航を推奨しません:Advise against all travel」が設定されています。

バウチ州、ザンファラ州、カノ州、カドゥナ州、ジガワ州、カツィナ州、コギ州、アビア州の各州とソコト州、ケビ州のニジェール国境から20キロの地域、デルタ地域、バイエルサ州、リバーズ州の沿岸部以外に「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されています。

 

それ以外の地域は「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」が設定されています。

テロが頻発する北東部を中心として、全般的に高いレベルの警戒が設定されています。特にテロの発生確率が高いとされている地点は宗教施設、宗教行事、マーケット、ショッピングモール、ホテル、バー、レストラン、公共交通機関のハブや難民キャンプとされています。

 

その他、誘拐や強盗に対する注意喚起も強いトーンで記載されています。「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」以上の地域に立ち入る際は、必ずセキュリティガードを付けるよう推奨されています。

2019年2月に実施される大統領選挙、総選挙を前に政治活動が活発化しており、首都アブジャやカドゥナでの集会に注意するよう呼びかけられています。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

アダマワ州、バウチ州、ボルノ州、ゴンベ州、カノ州、カドゥナ州、ヨベ州とアクワイボム州、バイエルサ州、クロスリバー州、リバーズ州、デルタ地域に最高レベルの「渡航を取りやめてください:Do not travel」が設定されています。

5段階中3番目となる「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」が南西部エド州、エキティ州、クワラ州、ラゴス州、オグン州、オンド州、オヨ州の各州に設定されています。

残る地域は二番目に警戒レベルの高い「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」に設定されています。

全国的にテロと誘拐の脅威が高いと評価されており、特に北東部から中部にかけて危険レベルが極めて高く設定されています。ラゴスを中心として南西部は他地域ほどのリスクはないと記載がありますが、いずれの地域でも現地の最新情報に注意し、常に自分の周囲に不審な動きがないか、安全第一で行動するようアドバイスされています。

 

6.最近の治安ニュース

2019年2月16日ナイジェリアでは大統領選挙と総選挙が同時に行われる予定です。今後政治活動が盛んになると見込まれており、特にイギリス政府は政治集会やデモ、行進等に近づかないよう注意喚起をしています。

 

 

2018年10月末~11月第一週にかけて北部カドゥナから首都アブジャまでの間、イスラム教シーア派の集団(IMN)とナイジェリア治安当局の間でたびたび衝突が発生しました。