0.ホンジュラスにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在ホンジュラス日本国大使館  :+504-2236‐5511

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :911

◎救急  :195

◎消防  :198

 

1.総論

ホンジュラスに対しては各国政府とも暴力を伴う凶悪犯罪への警戒を強く訴えています。特に危険レベルを高く設定しているのはアメリカ政府であり、全土に対して「渡航を再検討してください」以上の勧告を出しています。
オーストラリアおよび日本はアメリカ政府ほど強い勧告を出していない地域も多いですが、国内各地域の治安認識が各国政府間で異なります。

 

過去ホンジュラスでは大規模なテロが発生していませんでしたが、2013年8月当時の大統領私邸付近での爆発事件、2015年には最高裁判所敷地内への手製爆弾投げ込み事例が紹介されています。

四か国の政府ともにホンジュラスの殺人発生率の高さ、麻薬取引に伴うギャング同士の抗争や誘拐、レイプ、銃器を用いた凶悪性の高い強盗等、暴力を伴う犯罪への注意喚起を行っています。

 

【海外安全.jpのコメント】

ホンジュラスの治安情勢は各国政府の注意喚起通り、依然として厳しい状況です。日本とは全く違う環境であることを認識し、各国政府のアドバイスをよく読んだ上で渡航されることをおススメします。

 

特に、日本政府の危険情報では「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」となっている地域でもアメリカやオーストラリア政府は渡航計画を見直すよう呼び掛けている地域があります。渡航される前にご自身の目的地に対し、各国政府がどのような危険度レベル設定をしているかご確認いただくことをおススメします。

ホンジュラスに渡航される場合は各国政府のアドバイスに従い、観光客が利用可能なエリアでの宿泊、信頼できる交通手段を確保した上で、安全確保を最優先に計画することをおススメします。

 

2.日本政府の危険情報

 

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域

テグシガルパ市

コルテス県、アトランティダ県、ジョロ県、オランチョ県、サンタバルバラ県、オコテペケ県、グラシアスアディオス県、コロン県、コマヤグア県及びコパン県

 

「レベル1:十分注意してください」が設定されている地域

上記を除く全土

 

ホンジュラスでは一時期よりも減少したとはいえ、平均して一日11人以上が殺人で死亡しているという統計数値が紹介されており、殺人の発生率が極めて高い国であることが明記されています。加えて麻薬取引の主要経路であること、暴力行使を辞さないギャング集団(通称「マラス」)の活動が観察されること、などが主たるリスク要因として記載されています。

 

過去に日本人が日中に拳銃強盗被害に遭った事例も紹介されており、強いトーンで注意喚起がなされています。特に以下に抜粋したように具体的なアドバイスが記載されています。

(1)夜間は不要不急の外出をしない。また昼間でも単独行動はできる限り避ける。

(2)徒歩での移動は極力避け,たとえ近距離でも車両で移動する。

(3) 外出時は目立たない服装をし,現金は分散して所持し,時計やアクセサリーなどの貴金属類などを身に着けない。携帯電話を盗むためだけの路上強盗も発生しているので,路上での通話は避ける。

(4) 強盗に遭った場合は,銃器を所持していると考えられるので,生命の安全を第一に考え,決して抵抗せず,抵抗する素振りも見せないようにする。また,金目のものを何も所持していない場合,強盗が逆上して腹いせに暴行するケースもあるので,ポケット等に300~500レンピーラ(約1,500~2,500円)程度の現金を捨て金として入れておき,残りは別の場所に保管して持ち歩くようにする。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

グラシアスアディオス県

 

グラシアスアディオス県を除く全土

いずれも凶悪な犯罪の発生率が高いことを背景として高めのレベルが設定されています。殺人や武装強盗が頻繁に発生していること、暴力を辞さないギャングの活動や路上犯罪、レイプ、麻薬取引、人身売買なども国内各地で行われている点記載があります。

 

アメリカ国民に対して夜間は外出しないこと、強盗に遭遇した際には抵抗しないこと、ATMや銀行を利用した直後は特に気を付けること、など具体的なアドバイスが列記されています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府は危険レベルを地図上の色分けや文言の形式で示していません。

トラベルアドバイスの冒頭、ホンジュラスにはイギリス大使館が存在していないことから、緊急時には首都テグシガルパもしくはロアタン島の名誉総領事を頼るよう記載があります。

 

凶悪な犯罪の多発、政治的なデモの暴徒化、交通事情の悪さ、などが注意事項として記載されています。
 

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

ホンジュラスに対しては、グラシアスアディオス県およびチャメレコン市、チョロマ市、コフラディア市に対して上から二番目の「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」が設定されています。

それ以外の地域には5段階中真ん中の「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」が設定されています。

 

いずれも犯罪が多発していることが背景となっています。特にグラシアスアディオス州およびチャメレコン市、チョロマ市、コフラディア市では暴力的な犯罪が極めて多いことが明記されており、渡航を再検討するよう呼びかけられています。

犯罪以外にも2017年の選挙後しばしば暴力を伴う政治的活動が発生していることへの注意も必要である点記載があります。

6.最近の治安ニュース

2018年10月現在ホンジュラスを出発した3000名程度の集団がアメリカへの移住を目的として隣国グアテマラやメキシコを経由してアメリカに向かっています。メキシコとグアテマラの国境やアメリカとメキシコ国境で現地治安当局、入国管理局等とホンジュラス人の集団が衝突する可能性が否定しきれません。

ホンジュラス国内では以下の通り、移動中の国民を支援する動きも観察されており、国内の治安に影響することもあり得るため注意が必要です。

ホンジュラス国内移民キャラバン支援デモ