0.エジプトにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在エジプト日本国大使館  :+20-(0)2-2528-5910

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察   :122

◎観光警察 :126(観光地における被害の場合)

◎救急   :123

◎消防   :180

1.総論

エジプトに対しては各国政府とも比較的高いレベルの注意喚起が行われています。現在でもISILに関連するグループによるものと思われるテロが発生していること、また西部砂漠地帯では反政府武装勢力と政府軍の衝突も発生していることから、いずれの政府も渡航を推奨していない地域があります。
加えて、外国人を標的にしたスリやひったくり、誘拐事件も発生している旨、いずれの政府も記載しており、強い注意喚起が発せられています。

 

【海外安全.jpのコメント】

エジプトでは特にシナイ半島およびナイル川よりも西側~リビア国境にかけてはテロを含む武装勢力の活動に巻き込まれないよう注意が必要です。よほどの理由がなければこれら地域に立ち寄ることはおススメしません。もし立ち入る場合には現地事情に詳しい専門のガードを雇用することが推奨されます。

 

ナイル川沿いに点在する各観光地に対しては、日本政府とイギリス政府は最低限の注意喚起としています。ただし、オーストラリア政府はこれら観光地も含め全土に厳しい治安評価を設定しており、アメリカ政府も強めの注意喚起が設定されています。

2018年もエジプト市内でテロに分類される事件が散発していることを踏まえたとえ日本政府外務省が設定する「レベル1:十分注意してください」の地域であっても他国のアドバイスも参照するなど、現地のリスクをよく理解した上で渡航することをおススメします。

 

 

2.日本政府の危険情報

日本政府外務省は2018年6月28日付でエジプトの危険情報を一部引き下げています。ナイル川沿いの観光地がほぼ全域「レベル1:十分注意してください」となっています。

 

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

・北シナイ県、南シナイ県

(アカバ湾に面したダハブからシャルム・エル・シェイクまでの沿岸地域を除く)
・リビア国境地帯

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域

・西部及び南部の砂漠地帯

(地中海に面したマルサ・マトルーフからアレキサンドリアまでの沿岸地域を除く)

「レベル1:十分注意してください」が設定されている地域

大カイロ都市圏を含む上記以外の地域

 

エジプトでは直近全土でISILの関与が疑われるテロがしばしば発生しています。特にシナイ半島では「ISILシナイ州」を名乗る組織が活発に活動しており、日本政府外務省として危険情報のレベルが高く設定されています。テロの標的となっているのは主として警察や教会・モスクですが、観光客が多く集まる場所でのテロも発生している旨明記されています。

また、西部および南部の砂漠地帯からリビア国境にかけてはエジプト軍と反政府武装勢力の武力衝突も発生している状況です。エジプト観光協会は所属の旅行会社に対し,2014年10月4日から西部及び南部方向への全ての砂漠旅行を中止するよう通達を出している旨記載されており、同地域に対しては「不要不急の渡航を止める」よう注意喚起が出されています。

 

テロを除いても、過去に多くの日本人がエジプト国内でスリやひったくり、詐欺等の被害が発生している点実例と共に記載されています。過去の被害実例を踏まえて具体的に犯罪被害に遭わないためのアドバイスは以下の通りです。

(1) 早朝,夜間や人の少ない場所での単独行動は避ける。

(2) 必要以上の現金は持ち歩かず,また,現金や貴重品は分散して携行する。

(3) 公共交通機関を利用する際には,特に貴重品の管理に気を付ける。

(4) タクシーを利用する際は,深夜・早朝の時間帯や周辺に誰もいない場所での流しのタクシー利用や,1人での利用を避ける。

(5) 宿泊施設について,同行者以外の旅行者と共有部屋に宿泊する場合には,特に貴重品の管理に注意を払う。

(6) 空港や街頭で声をかけてきた人や現地で親しくなった人を安易に信用せず,相手の言うがままに行動しない。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

・シナイ半島全域(シャルム・エル・シェイクへの空路移動を除く)

・西部砂漠地帯

・エジプトとリビアの国境地帯

いずれもテロや武装勢力との武力衝突による危険が高いため上記地域には「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されています。

 

上記を除く全土に「十分警戒してください:Exercise increased caution」が設定されています。渡航する場合には滞在地の最新情報に常に注意をすること、デモや集会に近づかないことが推奨されています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

北シナイ県に対しては最高レベルの警戒を示す「渡航を推奨しません:Advise against all travel」が設定されています。

南シナイ県の一部(シャルム・エル・シェイク等)を除く地域、およびナイル川よりも西側の大部分に対し、「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されています。

 

 

エジプト全土でテロの警戒が高いレベルで必要であると記載されています。ウェブサイトやSNS等で欧米人や欧米企業等への攻撃を呼び掛ける記述がなされていること、またシナイ半島や国内各地のコプト教教会などへの攻撃が多く発生していることが記載されています。

これを踏まえ、混雑した場所、宗教的な施設(特にラマダンやクリスマスシーズン)への立ち寄りを避けるようアドバイスがあります。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

5段階中最も危険度の高い「渡航を取りやめてください:Do not travel」が北シナイ県及びリビアとの国境から50キロの地域に設定されています。

それ以外の地域は全土が上から二番目の「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」とされており、首都カイロを含め渡航は推奨されていません。全土でテロと誘拐の危険性がある旨明記されています。

 

もし立ち入る場合には、テロや誘拐のリスクを十分に把握し、現地のニュースを常時チェックする、混雑した場所を避ける、常に避難経路を確認する、といったアドバイスがなされています。

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)