0.セルビアにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在セルビア日本国大使館 :+381-(0)11-301-2800

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :192

◎救急  :194

◎消防  :193

 

1.総論

セルビアに対しては、各国政府とも安全度は比較的高いと評価しています。アメリカ政府は全土に対し下から二番目の「十分警戒してください:Exercise increased caution」を警戒レベルとして設定していますが、日本、イギリス、オーストラリアの三か国は総じて警戒レベルは最も低い段階となっています。
日本政府はコソボとの国境付近、メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市に対しては、民族間の紛争を警戒して国内他地域よりもリスクが高いと判断していますが、それでも「レベル1:十分注意してください」に留まっています。

 

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、セルビアへ渡航する国民への注意喚起は現時点で最小限です。単独もしくは数人の実行犯による小規模な攻撃等、テロに分類できる事件も完全に否定できるものではありませんが、大規模なテロの標的としてあえてセルビアを狙う理由は見当たりません。

 

他方で、中東等からEUへの移住を目指す難民がセルビア国内に滞留しているという状況もあります。現時点で問題が顕在化していませんが、潜在的な不安定化要因となりうることは認識しておく必要があります。

 

スリや置き引き等の一般犯罪は大都市で多く観察されており、日本政府はもちろんイギリス政府も注意喚起を発しています。アメリカ政府は組織犯罪の多発を理由にレベルを一段引き上げており、セルビアを旅行する際には「日本とは違う」という意識をもってご自身の安全を確保されることをおススメします。

 

 

2.日本政府の危険情報

 

大部分の地域に対し、特段の注意喚起はありません。

南東部、コソボとの国境付近メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市にのみ「レベル1:十分注意してください」が設定されています。この地域では、一部アルバニア系住民とセルビア系住民との間で緊張が継続していることが原因です。

 

それ以外の地域では強い注意喚起はなされていませんが、スリや窃盗等一般犯罪被害が多く届けられていると記載されています。対策として、「電車、バスなどの公共交通機関内、及び観光地(クネズミハイロ通りやカレメグダン公園)、飲食店、大型ショッピングモール」では十分注意するよう呼びかけられています。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

全土

組織犯罪のリスク、特に銃を用いた発砲事件などはどこでも起こりうる、という理由とともに、全土が「十分警戒してください:Exercise increased caution」の対象です。

 

常に周囲に注意すること、また現地ニュース等にも注意するよう呼びかけられています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府は危険レベルを地図上の色分けや文言の形式で示していません。

現在は毎週のように国内各地で行われている政治的集会、一般犯罪への注意喚起が記載されています。

ただし、強い注意喚起は見られません。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

セルビアは全土が下から二番目の「一般的な注意を払ってください:Exercise normal safety precautions」となっており、特段の注意喚起はありません。ただし、常識に従って、不審な動きをする人物や不審物があれば警戒するように呼び掛けています。

 

6.最近の治安ニュース

2018年12月からセルビアの首都ベオグラードで毎週末の反政府デモが定例化しています。デモ参加者は民主的な意思決定とメディアの自由化を求めています。参加者数は徐々に拡大傾向にあり、先週末のデモ参加者は政府側推計で7500人にまで膨れ上がりました。

 

現時点でフランスのデモのような暴徒化は観察されておらず、治安当局とデモ参加者の衝突も発生していません。しかしながら、4月19日以降もデモの開催が呼びかけられており、状況には注意が必要です。

セルビア反政府デモが拡大傾向