0.ケニアにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在ケニア日本国大使館  :+254-(0)20-2898000

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察/救急/消防    :999 もしくは112

◎警察(ナイロビ)  :020-2724154

◎警察(モンバサ)  :041-2222121

◎警察(キスム郡)  :057-2023777

◎消防(有料民間会社):020-7120957、020-7120274

 

 

 

1.総論

ケニアに対しては、各国政府ともリスクの判断が類似しています。東部ソマリア国境や北部のエチオピア、南スーダン国境に対しては全政府が立ち入りをできる限り控えるよう呼び掛けています。
それ以外の地域でもテロや凶悪な犯罪への警戒を呼び掛ける文章が並んでいます。特にナイロビやモンバサ等、観光目的地となる都市部で、他の地域よりも強い注意喚起がなされている地域があります。

イギリス政府のトラベルアドバイスによれば、サファリツアーが行われる地域には強い注意喚起が出ていません。これは日本政府外務省の評価も同じです。

 

 

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、ケニアではまず第一にテロ、第二に凶悪犯罪(殺人、銃器を用いた強盗、誘拐等)への強い注意喚起があります。テロについては隣国ソマリアや北部各国との国境付近に拠点を有する過激派が存在しており、この付近への立ち寄りを避けるよう強く注意喚起がなされています。

ナイロビやモンバサ島外国人観光客が多い都市部では、地域によって銃器を用いた凶悪犯罪が多く発生しています。金品目的であることが多く、各国政府とも特に強盗への注意を怠らないよう呼び掛けており、被害を拡大しないためにも強盗には抵抗しないよう記載されています。また、日本政府外務省はケニア国内で昼夜を問わず徒歩での外出は控え、常に車両で移動するよう注意喚起しています。

その他野生動物を観察するサファリツアーなどが多く行われる地域は各国ともケニア国内としては最も低いレベルが設定されていることがほとんどです。ただし、こういった地域でもテロや強盗等への警戒が不要なわけではありません。現地のニュースに気を配り、貴重品(スマートフォン、タブレット等含む)の管理には十分気を付けるようおススメします。

 

 

2.日本政府の危険情報

「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。」が設定されている地域

ソマリアとの国境地帯

北東地域ダダーブ難民キャンプ周辺地域

北東地域ガリッサ郡ガリッサ

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

リフトバレー地域トゥルカナ郡の南スーダン、ウガンダとの国境地帯及び南部一帯

ウェスト・ポコット郡、バリンゴ郡北部一帯、北東地域マンデラ郡、ワジル郡,ガリッサ郡の一部及び沿岸地域ラム郡の一部

「レベル2:不要不急の渡航を止めてください」が設定されている地域

ナイロビ郡の一部(ナイロビ東部イスリー地区周辺地域、キベラ、マザレ、カワンガレ等スラム街周辺地域)

リフトバレー地域トゥルカナ郡の一部

東部地域マルサビット郡、サンブル郡及びイシオロ郡、沿岸地域タナ・リバー郡及びモンバサ郡

「レベル1:十分注意してください」が設定されている地域

上記を除く全土

 

テロの危険性が特に高いソマリア国境、北部の国境地帯への警戒が強く記載されています。この地域への立ち入りは推奨されていません。

ナイロビやモンバサ等、観光地では都市部の一部にスラム化した場所が存在しており、特にそういった地域を中心に強盗等の犯罪が多発していることが明記されています。拳銃を用いた強盗やひったくりも発生しているため、昼夜を問わず徒歩での移動は避け、認可されたタクシー等できるだけ車両を利用すること、また夜間は警備会社のエスコートサービスを利用するなど、自らの安全確保に努めてください、との注意喚起があります。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

ケニアとソマリアの国境地域

ナイロビ近郊イスリー地域(終日)

モンバサ旧市街(夜間)

上記を除く全土

 

ソマリア国境地域はテロの危険性があるため、「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されています。ナイロビ近郊及びモンバサの一部地域には凶悪犯罪の危険性があるため「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider travel」が設定されています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

ソマリア国境から60キロの地域、ガリッサ郡、ラム郡(ラム島、マンダ島を除く)、タナリバー郡北部に「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されています。

これ以外の地域は「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」が設定されています。

 

テロや凶悪犯罪への注意喚起が強いトーンで記載されていますが、アバーデア国立公園、アンボセリ国立公園、マサイマラ国立公園等は「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」であることが明記されています。

凶悪犯罪のターゲットは主として現地の人間であるものの、過去にイギリス人も強盗の被害に複数遭っており中には犯人に抵抗するなどして命を落とした人もいる旨記載があります。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

ケニアではソマリア、南スーダン、エチオピア国境地域に最も警戒レベルの高い「渡航を取りやめてください:Do not travel」が設定されています。この地域では武装勢力による襲撃、誘拐等のリスクが高いと評価されています。

次に警戒レベルの高い「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」がモンバサ、キィフィ郡、タナリバー郡の沿岸部およびラム郡とパテ島南部そして国土中央部イシオロからマヨレまでの国道A2沿いに設定されています。

それ以外の全土にも5段階中3番目となる「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」が設定されています。

 

いずれの地域でも現地の最新情報に注意し、常に自分の周囲に不審な動きがないか、安全第一で行動するようアドバイスされています。

 

6.最近の治安ニュース

2018年10月26日ケニアナイロビ中心部でテロ組織「アルシャバーブ」によるビル爆破計画がある旨報じられましたが現地治安当局はこの情報を「フェイク」として否定しました。なお、在ケニア日本大使館はこれらの計画があった情報を踏まえ、現地日本人に注意喚起を発表しており、現在もその注意を維持しています。