0.イラクにおける日本人向けの緊急連絡先
◎在イラク日本国大使館 :870-772-543-197(衛星電話)
◎在エルビル領事事務所 :+964-(0)66-210-5555
(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)
◎警察 :104
◎救急 :122
◎火災 :115
1.総論
【海外安全.jpのコメント】
イラクの治安情勢は一時期に比べ徐々に改善してきています。ただし、依然として全土でテロや武装勢力と治安当局の衝突は頻発しており、一般人がイラクに渡航し、観光や業務を行うには極めて危険な状態です。
各国によってややばらつきがあるものの、渡航を積極的に推奨されている地域は一切ありません。現在の状況かでイラクに渡航する場合、日本政府外務省が勧告している通り、「所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策」が必要です。
2.日本政府の危険情報
「レベル4:退避してください」が設定されている地域
ニナワ県、キルクーク県、サラーハッディーン県、アンバール県、バグダッド県(バグダッド国際空港敷地内以外)、ディヤーラ県、バービル県、ワーシト県、クルディスタン地域(ドホーク県の一部、エルビル県の一部、スレイマーニヤ県の一部
「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域
・エルビル県(エルビル市並びにニナワ県、キルクーク県及びサラーハッディーン県との県境を除く)
・スレイマーニーヤ県及びドホーク県のうちトルコ、イラン又はシリアとの国境付近
・カルバラー県、ナジャフ県、ディワーニーヤ県、バスラ県、ムサンナー県、ズィーカール県及、ミーサーン県
・バグダッド国際空港敷地内
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域
・エルビル県エルビル市、
・スレイマーニーヤ県及びドホーク県のうちトルコ、イラン又はシリアとの国境付近、ニナワ県、キルクーク県,サラーハッディーン県及びディヤーラ県との県境付近を除く地域
3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー
全土
テロおよび武力紛争リスクの危険性が極めて高いため、全土に対し、「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されています。また、本文中には現地での誘拐の危険性も説明されており、繰り返しイラクへの渡航を留まるよう呼びかけています。
4.イギリス政府のトラベルアドバイス
アンバール県、ニナワ県、サラーハッディーン県、ディヤラ県、キルクーク県と、エルビル県の国道80号線より南側とニナワ県との県境10キロの地域に「渡航を推奨しません:Advise against all travel」が設定されています。
それ以外の全土には「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されています。
イラク全土の治安情勢は不安定であり、突然悪化する可能性も否定できない旨記載があります。
5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス
オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。
イラクは全土が最大の警戒を要する「渡航を取りやめてください:Do not travel」が設定されています。治安情勢が極めて危険であり、流動的であることから、渡航を取りやめるよう勧告されています。
6.最近の治安ニュース
(リンク挿入予定)