イラク首都シーア派宗教指導者派による議会占拠

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2022年7月30日イラク首都バグダッド市内中心部、厳重に警備されている地域(グリーンゾーン)でイスラム教指導者サドル師の支持者が抗議集会を行いそのまま国会議事堂に侵入しました。

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バグダッド市内、国会議事堂はもとより政府省庁街、外交団等が集中するグリーンゾーン(Voice of Americaのウェブサイトよりキャプチャ)

議会前での治安当局との衝突時に催涙弾等が用いられ少なくとも125名が負傷しています。それでもなお、サドル師支持者らは議事堂内に突入の上、現在も議事堂内に居座っており、当面占拠を続ける方針を発表しています。

 

本件の背景には政党間での政策協議や首相候補に関する事前の協議が十分に機能していないことが理由の一つとなっています。サドル師支持者らは2021年10月の国政選挙で第1党となる議席を獲得していましたが過半数を占めることはできませんでした。その後、連立交渉は成立せず、サドル師派議員74人が辞職していました。今般、親イランを掲げる別の会派が新たな首相候補を決めたことから反発が広がっている状況です。

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