0.日本人向けの緊急連絡先

◎在インド日本国大使館    :+91-(0)11-4610-4610
◎在コルカタ日本国総領事館  :+91-(0)33-2421-1970
◎在ムンバイ日本国総領事館  :+91-(0)22-2351-7101
◎在チェンナイ日本国総領事館 :+91-(0)44-2432-3860
◎在ベンガルール日本国総領事館 :+91-(0)80-4064-9999

◎警察  : 100(全国共通)
◎消防署 : 101(全国共通)
◎救急車 : 102(全国共通)

 

1.総論

日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアのいずれの政府も北部ジャンム・カシミール州やパキスタンとの国境付近への渡航に対しては渡航を控えるよう注意喚起を発しています。同様に北東州のマニプール州、アッサム州、ナガランド州等に高いレベルの注意喚起が集中しています。

 

各国がインドにおける脅威として挙げている要因は以下四点です。

・宗教や民族の主義主張に基づくテロや襲撃

・スリや置き引き、強盗等の一般犯罪

・交通事故

・女性に対する強制わいせつを含む性犯罪

の四つです。

【海外安全.jpのコメント】

大規模なテロは2014年を最後に発生していませんが、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、シーク教徒、仏教徒といった宗教間の争い、また多種多様な民族同士の争い、急速な経済発展に伴う経済格差などテロの要因は否定しきれません。

特に日本人も犠牲になった2008年のムンバイ同時多発テロは巨大都市のランドマークとも言える高級ホテルが襲撃され、死傷者数が100名を超えました。今後も類似の事件が発生しないとも言い切れず、特に不特定多数の人が集まる場所、外国人が多く集まる場所等では不審人物や不審物がないか、十分にご注意ください。

 

また、スリや置き引き、強盗等の発生率が高いこと、さらに外国人・インド人を問わず女性への強制わいせつ事件の発生率が高いこと、からインドへの渡航の際はそうした被害に巻き込まれないよう、十分に注意が必要です。特に女性は一人で郊外を移動する、夜道を歩く、といった行為は危険であることを強く認識していただくことをおススメします。

 

2.日本政府の危険情報

 

日本政府はインドに対し以下の注意喚起を発表しています。

レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

⇒ジャンム・カシミール州管理ライン(パキスタンとの国境付近)

レベル3:渡航は止めてください

⇒ジャンム・カシミール州スリナガルとその近郊およびラダック地域を除く地域

レベル2:不要不急の渡航は止めてください

⇒ジャンム・カシミール州スリナガルとその近郊

⇒マニプール、アッサム(グワハティ市はレベル1)、ナガランド、メガラヤ各州

⇒マハーラーシュトラ州東部地域ガドチロリ県、ゴンデア県、チャンドラプル県

⇒アンドラ・プラデシュ、テランガナ、オディッシャ、チャッティースガル各州の高原奥地、ジャールカンド及びビハール両州の農村地域

レベル1:十分注意してください

⇒上記以外の全土

 

ガイドブックで多く紹介されている観光地(デリー、ムンバイ、アグラ、ジャイプール、、バラナシ、ケララ、ハイデラバード、マイソール、チェンナイ、コルカタ等)はすべて「レベル1:十分注意してください」となっています。

 

日本政府はインドにおける脅威要因として、

1)民族・宗教が絡む各種の独立運動(および関連のテロ)

2)スリ、ひったくり、置き引き、強盗等の一般犯罪

3)性犯罪

を挙げています。

 

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

ジャンム・カシミール州(ラダック地域、州都レーを除く)

インド・パキスタン国境から10キロ以内の地域

 

上記を除く全土

 

アメリカ政府はインドにおける脅威要因はテロと一般犯罪であるとしています。特にパキスタンとの国境付近におけるテロや市民暴動(インドからの独立を求める活動等)への注意が必要であるとしており、こういった活動が見られる地域に対しては「渡航を中止してください: Do not travel」の注意喚起を発しています。

 

それ以外の地域は「十分警戒してください:Exercise increased caution」とされています。また、アメリカ政府はインドにおいて強制わいせつを含む性犯罪が急速に増えている点で警告を発しています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府は危険レベルを地図上の色分けや文言の形式で示していません。

ジャンム・カシミール州のジャンム、およびラダック地方を除く同州への渡航は控えるよう記載があります。また、ミャンマーと隣接するマニプール州への渡航もマニプール市及びインパール市を除き控えるようにとされています。

 

インド全体への一般的なテロの脅威に引き続き、イギリス政府も女性に対する性犯罪の深刻さを脅威要因として記載しています。イギリス人女性がこれまで被害に遭った都市としてゴア、デリー、バンガロールの名前も記載されており、女性は一人旅の時はもちろん、グループで旅行している場合でも十分に注意するようアドバイスがあります。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

オーストラリア政府はオーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。インド国内のレベルわけは以下の通りです。
「渡航を取りやめてください:Do not travel」
⇒ジャンム・カシミール州のラダック地方、ジャンム市、スリナガル市を除くエリア
 パキスタンとの国境付近
「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」
⇒ジャンム市、スリナガル市
 アッサム州(グワハティ市を除く)、ナガランド州、マニプール州、チャッティースガル州
「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」
⇒ 上記を除く全土
オーストラリア政府はインドでの脅威要因として、テロや襲撃、市民暴動、一般犯罪、そして頻繁な交通事故を挙げています。
加えて、他国政府同様に女性に対する性犯罪が多いことから、一人旅は勧めないと明確に記載があります。

 

6.最近の治安ニュース

10月2日 西ベンガル州コルカタ市北側で爆発物により1名が死亡、9名が負傷しました。

【参考情報】インドコルカタ郊外での爆破事案