インド南西部キリスト教系団体集会中の爆発

この記事のURLをコピーする

2023年10月29日インド南西部ケララ州カラマッセリで、キリスト教系団体の集会場を標的とした爆発が発生しました。少なくとも2名が死亡、50名以上が負傷しています。犯人を名乗る男が一名自首しており、取り調べが進められています

 

事件が発生したのは29日現地朝10時頃であり、カラマッセリ市内のコンベンションセンターで爆発が発生しました。事件当時、キリスト教系団体「エホバの証人」の信者らの集会が行われており、少なくとも2000名が会場に集まっていました。

 

標的や被害者が特定の宗教に関係する人物に限定されており、一般の居住者や旅行者等を含む不特定多数を標的とした事案ではなさそうですが、現在ビデオメッセージで犯行を主張した犯人の身柄を拘束し、取り調べが行われているとのこと。また、本事案を受けて、ケララ州及びタミル・ナド州の鉄道や公共施設、あるいは両州の州境地点チェックポイント等の警備体制が強化されています。

 

インドでは過去ムンバイで日本人出張者が死亡したテロ事案が発生している他、しばしば「テロ」に分類される事案が発生しています。来年にはインド全土での総選挙を控えているということも踏まえ、滞在中の方は治安情勢や政治情勢に十分注意を払っていただくことを推奨します。

海外安全メールマガジン登録