0.サウジアラビアにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在サウジアラビア日本国大使館 :+966-(0)11-488-1100

◎在ジッダ日本国総領事館    :+966-(0)12-667-0676

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :999

◎救急  :997

◎消防  :998

◎交通事故:993

 

1.総論

サウジアラビアに対して各国政府ともほぼ共通の危険度が設定されています。イエメン国境の武力衝突リスクへの警戒が極めて高く、全ての政府がイエメン国境付近への接近を控えるよう強く推奨しています。
また、首都リヤドを含め、人が多い地域、都市へのイエメン領内からのミサイル攻撃がしばしば発生しています。ミサイル防衛システムによりこれまで甚大な被害は避けられてきていますが、今後もミサイルによる攻撃が継続する恐れがあり、注意喚起されています。

 

強盗や一般犯罪に対する注意喚起はそれほど強いトーンではありません。他方で、文化的に注意すべき行動としてサウジ王家や断交中のカタールとの関係、女性のふるまいなどが挙げられています。

 

【海外安全.jpのコメント】

日本では大きく報道されていませんが、サウジアラビアに対してイエメン領内から発射されたミサイルが継続的にサウジアラビア各地に発射されています。サウジアラビアのミサイル迎撃システムによりミサイルそのものの着弾はこれまで発生していませんが、サウジアラビア全土で今後もミサイルの被害には十分注意が必要です。

 

国境を越えた武力紛争があるイエメン国境やイラク国内からの武装勢力流入も否定できないイラク国境への接近はオススメできません。

 

サウジアラビアの文化、風習上、成人男女の接触機会は極めて限定的です。女性が外出することそのもの、まして家族以外の男性に肌や髪を見せるといった行為は好ましくないとされています。女性が日本と同様にふるまうことは、現地文化に全くそぐわない上性犯罪等を誘発する恐れもあります。

 

2.日本政府の危険情報

 

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

ジャーザーン州、アシール州,ナジュラーン州,東部州のイエメンとの国境地帯

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域

イラクとの国境地帯

「レベル1:十分注意してください」が設定されている地域

上記地域を除く全土

 

サウジアラビアには現在隣国イエメンを拠点とする反政府武装勢力(フーシ派もしくはホーシー派)からのミサイルがたびたび飛来していることが記載されています。首都リヤドの国際空港も標的となったことが明記されており、全土で注意が必要な状態である点繰り返し記載されています。

 

また、違法銃器が流通しているとの記載があり、万が一強盗被害に遭った場合には安全を最優先し、奪われた金品を取り返そうとしないよう注意喚起があります。

 

イエメンとの国境地帯は武装勢力との軍事衝突の恐れもあり、より頻繁にミサイルが飛来していますので、警戒レベルが高く設定されています。

イラクとの国境地帯はイラクの治安情勢が不安定であること、また国境管理が必ずしも万全とは言えないことから他地域よりもレベルが高く設定されています。

 

 

サウジアラビア国内では治安当局の権限が強いことから一般犯罪等の発生は抑えられています。ただし、空港での置き引きや車上荒らしといった犯罪被害はしばしば発生しているため、注意喚起がなされています。

文化的な背景からモールやショッピングセンター等において外国人女性が身体を触られる等の被害を受ける事案も発生している点記載があります。女性が外出する際には、現地の習慣を踏まえ、髪の毛や肌の露出を極力控えた目立たない格好をするようアドバイスされています。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

イエメンとの国境から50キロ圏内

上記地域を除く全土

 

イエメンを拠点とする武装勢力との衝突やテロの危険性を鑑み、国境から50キロ圏内へは最も危険レベルの高い「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されています。

それ以外の地域でもイエメン領内からのミサイル着弾やテロの可能性が排除しきれないことから「十分警戒してください:Exercise increased caution」が設定されています。

 

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イエメン国境から10キロ以内に対し、最高の危険レベルである「渡航を推奨しません:Advise against all travel」が、イエメン国境から10キロ~80キロの範囲に対し、「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されています。

それ以外の地域は「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」とされていますが、イギリス人を標的としたテロの呼びかけやイエメン領内からのミサイル発射への注意喚起が記載されています。

 

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

サウジアラビアではイエメン国境から30キロ圏内には最高レベルの「渡航を取りやめてください:Do not travel」が設定されており、残る地域も上から二番目の「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」が設定されています。

 

イエメンとの紛争リスクが深刻であり、全土の危険が高めに設定されています。加えて、サウジアラビアでは交通事故死が極めて多いとの記載があり、車両での移動中事故に対する注意喚起があります。

 

王家への侮辱やからかい等、またカタールへの同情を示すことは違法であることが明記されています。

 

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)