0.メキシコにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在メキシコ日本国大使館  :+52-55-5211-0028

◎在レオン日本国総領事館  :+52-477-343-4800

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎緊急事態窓口 :911(事件、事故、火災等)

1.総論

メキシコに対しては、イギリス政府を除き、比較的高いレベルの注意喚起が行われています。テロへの警戒に関する記載はほとんどありませんが、殺人、誘拐、強盗、カージャック等銃器を用いた凶悪犯罪の発生数が非常に多く、強い注意喚起が発せられています。
唯一英国政府のみは一般的な注意喚起にとどまっており、他国と比較して相対的に低いレベルのトラベルアドバイスとなっています。
日本政府外務省が設定している危険情報の地域区分とアメリカ政府、オーストラリア政府が国内でも特に注意が必要としている地域は少しずつ異なります。

【海外安全.jpのコメント】

イギリス政府を除く三か国の政府は、凶悪犯罪が多発していることを強調しています。特に日本政府は誘拐に対する注意喚起や推奨される安全対策について極めて具体的かつ詳細に記載しており、メキシコへ渡航される日本人のかたは是非一読されることをおススメします。

 

また、日本、アメリカ、オーストラリアの各国政府が特に注意が必要としている地域が異なります。メキシコへ渡航する前は日本政府外務省の危険情報(色付きの地図)のみならず、他国政府が高いレベルの警戒を発している地域に入る予定がないか、ご確認されることをおススメします。

 

 

2.日本政府の危険情報

 

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

ゲレロ州チルパンシンゴ市及びその周辺地域

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域

コリマ州、バハ・カリフォルニア州ティファナ市、ゲレロ州のレベル3地域とタスコ市を除く地域、チワワ州フアレス市、タウマリパス州米国境の一部、ミチョアカン州(一部地域を除く)

「レベル1:十分注意してください」が設定されている地域

メキシコ市、メキシコ州、オアハカ州、タバスコ州、ベラクルス州、モレロス州、バハ・カリフォルニア州の一部、バハ・カリフォルニア・スル州の一部、ゲレロ州タスコ市、タマウリパス州(米国境の一部レベル2設定地域を除く)、チワワ州チワワ市、シナロア州の一部、チアパス州のグアテマラ国境の一部、ミチョアカン州の一部、ヌエボ・レオン州モンテレイ大都市圏及びその周辺地域
上記以外の地域は特段の危険情報は設定されておらず地図上白色で表現されています。

 

メキシコでは大規模なテロや襲撃事件などは発生しておらず、その活動拠点や活動の予兆も見つかっていません。他方で、殺人や誘拐といった凶悪犯罪は極めて多く発生しており、日本人もその被害に遭っていることから強いトーンで注意が呼びかけられています。殺人事件数は2017年に史上最多を記録し、誘拐事件も推計では年間7万件にも上るとの記載があります。

 

同じ日本政府外務省の安全情報HPでも類を見ないほど誘拐対策への注意喚起が具体的かつ詳細に記載されています。一部を抜粋します。

誘拐犯は,犯行を行う前に必ず標的とする人物の事前調査を一定期間行うことから,自らの身は自ら守る心構えを持ち,危険度に応じた対策(通勤時の安全対策,住居の警備強化,日常行動上の注意等の総合的な対策)をとることが重要です。具体的には,目立たない(犯罪者は標的を選ぶ際,目立つ人物に目をつける傾向がある),行動を予知されない(行動のパターン化は,犯罪者の襲撃計画を立てやすくする),用心を怠らない(初心を忘れず,定期的に気持ちを引き締める機会を持つ,自分だけは大丈夫とは決して思わない)といった基本的な姿勢が求められます。また,自分に関する情報(身分・行動予定等)の秘匿に努めてください。特にSNS等インターネット上での個人情報の取り扱いについては十分注意してください。
(その他,対策についての詳細は「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」( https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html )を参照してください)。

 

加えて、強盗や窃盗、スリ等の被害も多発しています。現地では銃の取得が比較的容易であることから拳銃を用いた強盗事件が発生していること、銃を突き付けられたら絶対に抵抗しないこと、が推奨されています。

 

また、都市間の移動は地方部を通過する陸路ではなく、空路で移動するよう推奨されています。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

コリマ州、ゲレロ州、ミチョアカン州、シナロア州、タマウリパス州は特に凶悪犯罪が多発していることを理由に「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されています。

上記を除く全土に「十分警戒してください:Exercise increased caution」が設定されています。

 

全土で殺人や誘拐、カージャック、強盗といった犯罪が多発しており、十分な注意の上旅行するよう強い注意喚起がなされています。

 

なお、トラベルアドバイザリーの冒頭、メキシコ国内ではアメリカ政府職員による救援可能地域が限られていること、アメリカ政府職員は夜間自由に国内を移動できる状況ではないことが明記されています。

The U.S. government has limited ability to provide emergency services to U.S. citizens in many areas of Mexico as U.S. government employees are prohibited from travel to these areas.

U.S. government employees are prohibited from intercity travel after dark in many areas of Mexico. U.S. government employees are also not permitted to drive from the U.S.-Mexico border to or from the interior parts of Mexico with the exception of daytime travel on Highway 15 between Nogales and Hermosillo.

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

一般犯罪や自然災害等への注意喚起はありますが、全土が「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」の対象となっています。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

メキシコではミチョアカン州(一部地域を除く)、ゲレロ州(一部地域を除く)、タマウリパス州、シエラマドレ・オクシデンタル山地域周辺に対し、上から二番目の「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」が設定されています。

これ以外の地域には5段階の真ん中である「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」が設定されています。いずれも暴力的な犯罪行為や麻薬組織に関連した暴力行為が背景である旨記載があります。

 

空港やバスターミナルでの一般犯罪が多いこと、麻薬取引に関連する殺人や誘拐が極めて多く発生していることから十分に注意をするよう呼びかけられています。

 

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)