0.イスラエル・パレスチナにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在イスラエル日本国大使館   :+972-(0)3-695-7292

◎在ラマッラ出張駐在官事務所  :+972-(0)2-298-3370

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :100

◎救急  :101

◎消防  :102

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

 

1.総論

イスラエルに対しては、各国間で若干警戒レベルが異なりますが、おおむねガザ地区、ヨルダン側西岸、ゴラン高原、レバノン国境に対し、各国とも強いトーンの警戒を呼び掛け極力立ち入らないよう注意喚起しています。
テルアビブやエルサレム等主要都市を含む大部分は全ての政府とも一定の警戒は必要だが、渡航を控えるほどではない、という評価がなされています。ただし、こうした地域でも特に人が多く集まる場所、宗教行事等を標的としたテロの可能性は言及されています。
加えて日本政府外務省は一般犯罪の発生率も日本の5倍ほどであり、特にスリ・置き引き等の被害に遭う日本人が多いことが記載されています。テロや武力紛争のみならず、一般犯罪への注意が必要であると呼びかけられています。

 

【海外安全.jpのコメント】

イスラエル・パレスチナでは特にガザ地区周辺の武力衝突(イスラエルから見るとテロ行為)リスクが極めて高い状況です。2018年11月12日には2014年以降最大規模の衝突が発生しており、事態はいつ急変してもおかしくないことを理解いただく必要があります。

その上で、ヨルダン川西岸やそのたイスラエルの大部分に安全に渡航していただくために、最低限日本政府外務省の危険情報を精読することをおススメします。

万が一イスラエル・パレスチナ域内で不測の事態に巻き込まれた場合でもすぐに大使館や駐在官事務所と連絡がつくよう、連絡先カードを作成することも強くおススメします。

 

2.日本政府の危険情報

 

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

・ガザ地区及び同地区との境界周辺

・レバノン国境地帯

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域

・ヨルダン川西岸地区

「レベル1:十分注意してください」が設定されている地域

上記以外の地域

 

イスラエルとパレスチナ間の武力衝突リスクがある地区には渡航しないよう呼びかけられています。特にガザ地区はハマスをはじめ過激な武装勢力が多く活動しており、「滞在中の方は事情の許す限り早期に退避してください」と記載されています。

ガザ地区と比較してヨルダン川西岸地区は治安情勢がやや落ち着きを見せていることもあり、2018年10月5日に危険情報がレベル3からレベル2に引き下げられました。

 

「レベル1:十分注意してください」の地域は比較的治安情勢は安定している旨記載があります。ただし、ガザ地区から飛来するロケット砲への警戒や人が多く集まる場所でのテロには十分注意するよう明記されています。

また、イスラエル政府発表の統計によれば、犯罪発生率は日本の約5倍であることも記載されており、一般犯罪(スリ・置き引き等)への警戒が呼びかけられています。

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

テロ、武力紛争、市民騒擾のリスクが極めて高いためガザ地区には「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されています。

テロ、武力紛争および市民騒擾の可能性があるため、ヨルダン川西岸地域には「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider travel」が設定されています。

上記を除く全土には「十分警戒してください:Exercise increased caution」が設定されています。アメリカ大使館があるエルサレムでもテロや暴力的な衝突が発生する危険性があり、巻き込まれた場合には死傷する恐れがあることが明記されています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

 

ガザ地区及びゴラン高原98号線以東、レバノンとの国境から500メートルの領域に対し、「渡航を推奨しません:Advise against all travel」が設定されています。いずれも武力紛争の危険性を重く見て警戒レベルが最も高く設定されています。

 

それ以外の地域は「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」となっており、特段強いトーンの注意喚起はありません。ただし、東エルサレムとラマッラの間のカディヤラチェックポイント周辺には難民キャンプがあり、しばしば暴動等が発生していること、またユダヤ教の各種宗教行事の際は宗教的リスクが高まるといった注意事項が記載されています。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

ガザ地区に「渡航を取りやめてください:Do not travel」が設定されています。加えてガザ地区から5キロの範囲、ヨルダン川西岸地区およびゴラン高原(98号線以東)には「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」が設定されています。

これら地域以外は5段階中真ん中となる「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」が設定されています。

 

ガザ地区では武力紛争が継続しており、突然治安情勢が変わりかねないことから最も高い警戒レベルが設定されています。加えて、ガザ地区から5キロの範囲、ヨルダン川西岸地区でも急激な情勢の変化が想定されることから、高い警戒レベルが設定されています。

ゴラン高原は長年シリアとの国境紛争対象地となっており、直近大規模な武力紛争は発生していないものの、警戒が必要とされています。

 

上記以外の地域でもテロ、武力紛争(ロケット弾被害等)が想定されるため、常に自分の安全に注意を払い、現地の最新情報を確認しながら滞在するようアドバイスされています。

 

6.最近の治安ニュース

2020年1月27日ISISの報道担当者がイスラエルへの攻撃を呼び掛ける声明を発表しました。

 

2020年1月3日にアメリカ軍はイラン軍幹部をイラク国内バグダッドでのドローン攻撃によって殺害しました。8日にはイラン軍がイラクにあるアメリカ軍拠点二か所に対し弾道ミサイルを撃ち込む報復攻撃を実施しました。中東を中心として情勢は不安定になっており、各国政府も自国民に対し、身の安全を守るため警戒を高めるよう呼びかけています。

 

2019年11月12日、イスラエル軍による空爆でパレスチナ側武装勢力の指導者が死亡しました。本事案を受け、ガザ地区からイスラエル側にロケット砲が多数発射される等、武力行使の度合いが活発化しています

 

2019年9月1日イスラエル北部レバノンとの国境付近でレバノン側、イスラエル側双方からの砲撃、銃撃を含む武力衝突が発生しました。この地域での大規模な武力衝突は2015年1月以来の出来事です。在レバノン日本国大使館からは周辺地域に当面の間近づかないよう注意喚起がなされました。

レバノン/イスラエル国境での武力衝突

 

 

2019年5月4日以降、パレスチナ側から600発以上のロケット砲が発射されており、それに報復する形でイスラエルが空爆を行っています。

 

パレスチナ・イスラエル間の武力応酬