イスラエル宗教的聖地での銃乱射事案

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2021年11月21日イスラエルの主要都市エルサレム旧市街、神殿の丘付近で男性が銃を乱射する事案が発生しました。この事案により民間人1名が死亡、4名が負傷しています。実行犯はイスラエル治安当局によりその場で射殺されています。

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警官によって射殺された銃撃犯を移送するイスラエル当局(アルジャジーラのウェブサイトよりキャプチャ)

犯人はパレスチナ人男性であり、イスラエルへの抵抗が目的であったものと思われます。パレスチナを拠点として反イスラエル武力活動を継続しているハマスは本犯行を「英雄的行為」と評価する声明を発表しています。イスラエルの民間人がパレスチナ関連の暴力事案で死亡したのは本年5月以来の出来事です。

 

イスラエル当局は本事案を受け、実行犯が居住していたShuafat難民キャンプの一斉捜査を行った他、観光地でもある神殿の丘周辺を含め国内各地での警備を強化しました。なお、事実上イスラエル領内にある同難民キャンプは従来パレスチナ難民のために設置されたものをイスラエルが一方的に自国領としたものであり、国際的にはイスラエル領とは認められていない、という背景があります。

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