サントメプリンシペ治安最新情報(2024年2月)/海外安全.jp


0.サントメ・プリンシペにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在ガボン日本国大使館 :+241- (0)11-73-22-97

サントメ・プリンシペには日本政府外務省の在外公館は存在しておらず、ガボンにある日本国大使館がサントメ・プリンシペも管轄しています。

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :113

◎救急/消防:112

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

・新型コロナウイルス感染症の関連情報は頻繁に変化しますので最新情報をご自身で確認いただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

サントメ・プリンシペに対しては、日本政府を除き、安全度は比較的高いと評価しています。アメリカイギリスおよびオーストラリア政府はサントメ・プリンシペに対し最も低い警戒レベルを設定しており、特段強い注意喚起はなされていません。
他方で、日本政府は貧困率が高く、首都サントメを中心に強盗や窃盗の被害が多く発生しているとして、「レベル1:十分注意してください」を全土に設定しています。英語圏各国と比して日本国内の治安がよいこともあり、他国に比べてやや高い危険情報が設定されています。

【海外安全.jpのコメント】

日本政府外務省が記載している通り、サントメ・プリンシペはアフリカの中では政情が安定しています。ただし、目立った産業があるわけではなく、国全体が貧困であるため、旅行者や富裕層を狙った強盗やスリ、ひったくりは多く発生しています。特に日本人は日本と違う環境であることを十分意識して、一般犯罪に注意が必要です。

なお、過去に大規模なテロが発生したことはなく、現時点でサントメ・プリンシペを狙って大規模なテロを起こす理由も見当たりません。

2.日本政府の危険情報


全土が「レベル1:十分注意してください」の対象地域となっています。

サントメ・プリンシペの政治情勢は比較的安定していると評価されています。ただし、同国は最貧国の1つであり、失業率も高止まりしているといった背景から、首都サントメを中心に強盗、スリ、ひったくり等の犯罪が多いと明記されています。

 

日本国内とは異なる治安状況を認識し、自身で身の安全を確保する努力が極めて重要であると呼びかけられています。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ一時全土が「十分警戒してください:Exercise increased caution」となっていましたが、2022年4月19日付で新型コロナウイルス感染症パンデミック拡大前の治安レベルに戻されました。


全土

全土が「一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」の対象であり特段強い注意喚起を発していません。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

イギリス政府は危険レベルを地図上の色分けや文言の形式で示していません。

サントメ・プリンシペにイギリス政府の拠点が存在しておらず、イギリス国民の保護が十分にできない旨の記載があります。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

オーストラリア政府は通常4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

サントメ・プリンシペに対しては、現時点で個別のリスク評価ページは設けられておらず特段の注意は発せられていません。

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)

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