0.アラブ首長国連邦における日本人向けの緊急連絡先

◎在アラブ首長国連邦日本国大使館 :+971-(0)2-443-5696 (アブダビ)

◎在ドバイ日本国総領事館     :+971-(0)4-331-9191 (ドバイ)

両在外公館の担当地域は以下の通りです。(日本大使館HPより)

管轄首長国
■在アラブ首長国連邦大使館 アブダビ首長国
■在ドバイ総領事館 ドバイ、シャルジャ、アジュマン、ラアスル・ハイマ、フジャイラ、ウンム・ル・カイワイン各首長国
(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :999(国内共通)

◎救急  :998(アブダビ、フジャイラ首長国及びシャルジャ首長国コールファッカン市)

:999(上記以外の地域では警察と同じ番号)

◎消防  :997

 

1.総論

アラブ首長国連邦に対しては、各国政府とも安全度が高いと評価しています。
ただし、2014年12月にUAE国籍女性による米国人女性殺害事件が発生しているほか、ISISからアブダビ首長国がテロの標的として名指しされていることが指摘されており、一定のテロ警戒が必要であるとされています。
一般犯罪については、事件数が公表されていないため、比較が難しいですが、日本政府外務省によれば、現地報道では麻薬犯罪、集団強盗、性犯罪等への被害報告が多いとのこと。また、軽微な交通事故でも手錠をかけられて短時間拘束されるなど、日本とは違った治安当局の行動にも注意するよう記載されています。

 

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、アラブ首長国連邦へ渡航する国民への注意喚起は最小限です。ISISやイエメンを拠点とする過激派勢力による脅威は一定程度存在しますが、治安当局側の警戒もあり現状同国内でテロが発生したとしても、単独もしくは数人の実行犯による小規模な攻撃等ではないかと考えられます。他方で、ISISは特にアブダビ首長国をテロの標的として挙げており、今後情勢が変化した際に、大規模なテロが発生する可能性は否定しきれません。

ほとんどのケースでは、オーストラリア政府のアドバイスにあるように「常識的な行動をとる」ことができれば不必要なトラブルは回避できますが、特に大勢の人が集まる場所や宗教的にシンボリックな場所や行事に近づく際は不審な人物、不審物が周囲にないか、注意することをおススメします。

 

 

2.日本政府の危険情報

全土に対し、特段の注意喚起はありません。

ただし、1)2014年12月にショッピングモール内でアメリカ人女性殺害および手製爆弾による爆弾テロ未遂が発生したこと、2)ISISのテロ標的リストにアブダビ首長国が含まれていること、3)イエメン武装勢力への軍事作戦に有志連合の一員として参加しており、国内でもイエメン出身過激派が摘発されていること、からテロへの警戒を下げないよう記載があります。

また、現地の一般犯罪件数は未公表ですが、現地報道によれば、麻薬犯罪、集団強盗、空き巣および銃器を用いた強盗、婦女暴行事件や子供への性的暴行事件がよく報告されているとの記載があります。特に性犯罪の報道は頻繁であり、タクシーは後部座席に座る、ヒッチハイクはしない、といった注意喚起が明記されています。

なお、政治的結社、王族批判、債務不履行、婚姻関係にない男女の性的関係、女装、自殺未遂等、日本では必ずしも犯罪とされていない行為が犯罪として規定されていますので注意が必要です。軽傷程度の交通人身事故等でも手錠をかけられて身柄を拘束される等、日本と取り扱いが大きく異なる事例もあるため、注意するよう呼びかけられています。

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

全土

特段の注意喚起はありません。
全土が「一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」の対象です。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

特段の注意喚起はありません。

文化・習慣的に、イスラム教国であることを踏まえ、現地の人々の信仰や習慣を尊重するよう注意書きがあり、違反した場合には思いがけない罰(Penalty)があり得る旨明記されています。

加えて、「6.最近の治安関連ニュース」で紹介している通り、現在同国とカタールは断交中です。同国滞在中、SNS等でカタールへの同情を示す、断交への批判を行うことも思いがけない罰則の対象となる可能性がある旨注意喚起があります。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。アラブ首長国連邦は全土、全首長国が下から二番目の「一般的な注意を払ってください:Exercise normal safety precautions」となっており、特段の注意喚起はありません。ただし、常識に従って、不審な動きをする人物や不審物があれば警戒するように呼び掛けています。

なお、イギリス政府と同様、同国滞在中、SNS等でカタールへの同情を示す、断交への批判を行うことも思いがけない罰則の対象となる可能性がある旨注意喚起があります。

 

6.最近の治安ニュース

2017年6月5日

アラブ首長国連邦、サウジアラビア等湾岸諸国がカタールとの断交を発表しました。

断交直後から、カタールとアラブ首長国連邦間の直行航空便を含む空路、海路での行き来ができなくなっています。