0.タイにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在タイ日本国大使館      :+66-(0)2-696-3000

◎在チェンマイ日本国総領事館  :+66-(0)53-203-367

 

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察/救急  :191

◎観光警察  :1155(英語可)

◎消防    :189

 

1.総論

タイの大部分に対して、日本・アメリカ・イギリスは旅行を制限するようなアドバイスは行っていません。ただし、首都バンコクや中部の観光都市(プーケットやホアヒン等)で2015年、2016年、2017年と爆弾事件などが発生していることへの注意喚起が明確になされています。

オーストラリアはこうしたテロ行為を他の参加国よりも重く見ており、タイの大部分について一段高い「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」を設定しています。

 

なお、いずれの四か国も南部に拠点を置く武装反政府勢力による暴力行為を背景として南部の4つの県(ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県、ソンクラー県)にはできる限り立ち入りを避けるようアドバイスしています。

 

【海外安全.jpのコメント】

日・米・英・豪の四か国が渡航を再検討するもしくは立ち入りを控えるよう呼び掛けている南部の4つの県を除けば、タイの大部分は渡航可能なエリアと言えます。ただし、2015年と2017年には首都バンコクで、また2016年には中部の観光都市(プーケットやフアヒン等)で爆弾事件が発生しており、全く安全です、という状況ではないことを理解した上で、渡航するようにしてください。

特に常識を働かせ、周囲に不審人物や不審物がないか、は常にチェックすることをおススメします。

 

一般犯罪も多く発生していますが、大部分は窃盗やスリ、詐欺に分類される事件です。日本よりも犯罪の発生率が高く、また外国人旅行客はお金を持っていると思われがちですので、十分注意してください。

 

2.日本政府の危険情報

南部ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県とソンクラー県の東側(ジャナ郡・テーパー郡・サバヨーイ郡)に「レベル3:渡航は止めてください」が設定されています。

ソンクラー県の西側には「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されています。

⇒タイ南部にはタイからの分離独立を主張する武装グループが拠点を有しており、たびたび襲撃事件や爆発事件などが発生していることから、警戒が必要です。

 

タイとカンボジアの国境付近、プレアヒビア寺院周辺、首都バンコク周辺およびスリン県のカンボジア国境付近一部には「レベル1:十分注意してください」が設定されています。

⇒過去にタイとカンボジア間で両軍の軍事衝突が散発的に発生してきた経緯があり、警戒が必要である旨記載されています。また首都バンコクでは反政府デモや集会に伴う混乱や、散発的な爆発事件が発生していることから、警戒レベルを上げている点記載があります。

 

タイで直近発生している主なテロ事件として以下二件の記載があります。

・2015年8月首都バンコクにおいて爆発事件が発生し、20人が死亡、日本人1人を含む多数が負傷。実行犯数名は逮捕されるも、関係者の大半は逃亡中。

・2016年8月、プーケットやフアヒン等中南部7県において、連続爆発事件が発生。

 

タイでは特に首都バンコクで犯罪被害の報告に遭う日本人が多い旨記載があります。大半は窃盗や詐欺とのことですが、一部命の危険を伴う殺人事件や強盗事件も発生しているため、日本とは違う、外国にいるのだという意識を持つよう呼びかけがなされています。

 

日本政府外務省は特にタイへの渡航時に楽観しすぎないよう注意を呼び掛けており、以下の通り記載があります。

一般的に他の外国に比較して、「タイは安全、治安が良い」と言われていますが、2015年には市街地における爆発事件等が発生しています。「タイなら大丈夫、安全」と思い込んで、タイの犯罪情勢を楽観視してはいけません。

 

 

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

南部4県を除く全土

南部ソンクラー県、パッタニー県、ヤラー県、ナラティワート県

 

タイの大部分は「一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」の対象です。

ただし、南部ソンクラー県、パッタニー県、ヤラー県、ナラティワート県の4つの県については、市民による騒擾(反政府運動等)を背景として「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider travel」と比較的高めの警戒レベルが設定されています。これらの地域では渡航の必要性を再検討し、もし渡航する場合でも攻撃の対象となりうる政府関係機関への立ち寄りを控えるようアドバイスされています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

南部の4つの件、すなわちソンクラー県の南部、パッタニー県、ヤラー県、ナラティワート県について「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されています。

これらの地域では2004年以降断続的にイスラム教武装勢力による暴力事案が発生していることが背景となっています。イギリス人の犠牲者は出ていない、としていながらもこれまで民間人を含む7700人以上が死亡している点、注意するよう呼びかけられています。

特に標的となっているのは軍関係機関、政府関係機関、ホテル、ディスコ、バー、マーケット等とされています。

 

そのほか首都のバンコクでも2015年以降何度か爆発事案などが発生していることが説明されており、特に重要な記念日等はテロにも警戒するようアドバイスされています。

 

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

タイでは南部の4県(ソンクラー県、パッタニー県、ヤラー県、ナラティワート県)について最高の警戒レベルである「渡航を取りやめてください:Do not travel」が設定されていますのでご注意ください。

この背景は他の政府同様、タイ南部を拠点とする武装勢力による事案が相次いでおり、現在も攻撃のリスクが排除できないためです。

 

他方で、残る地域は「十分警戒してください:Exercise high degree of caution」が設定されており、日本、アメリカ、イギリスよりもやや厳しめの評価となっています。この背景は全土で政治的な不安定さが残ること、また各地(特に首都バンコクや中部の観光都市)で爆弾事件が発生していることが理由となっています。

 

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)