タイ深南部での同時多発爆発・放火事案

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2022年8月16日と17日にタイ深南部のパッターニ県・ナラティワート県・ヤラー県で、一晩に少なくとも 17 件の爆発と放火攻撃が発生しました。現時点で犯行声明を主張したグループはいません。

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店内に爆発物がおかれ、ガラスが吹き飛んだコンビニエンスストア(ロイターのウェブサイトよりキャプチャ)

 

当局によると、大多数の爆発と放火は16日深夜と17日早朝に発生し、少なくとも7人の民間人が負傷しています。一部の実行犯は女装し、オートバイに乗って火炎瓶を投げ込んだとのこと。
また、ヤラー県では、攻撃者がガソリンスタンドのコンビニエンスストアに入り、黒いバッグを置き、死にたくない場合は立ち去るようと従業員に警告しています。

タイ深南部では(ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県、ソンクラー県)ではイスラム教原理主義を掲げ、政府からの分離独立を訴えるグループが民間人を標的にした爆弾事件や襲撃事件が頻繁に報告されており、昨年12月にもパッターニ県で通過する列車を狙った爆発が発生し、3人が負傷する事案が発生しました。

 

日・米・英・豪いずれの4か国も深南部にはできる限り立ち入りを避けるようアドバイスしています。

 

【参考】タイ治安最新情報

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