ケニア政治的デモに伴う死者の発生

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2023年7月7日ケニア西部キスムで野党指導者オディンガ氏が呼び掛けた増税反対デモの一団と治安当局が衝突した際に少なくとも2名が死亡しました。首都ナイロビ及び南部の大都市モンバサでも類似のデモが行われ、治安当局は両都市で催涙弾等を使用しています

 

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デモ隊に囲まれながら催涙弾を放つ治安当局(APニュースのウェブサイトよりキャプチャ)

ケニア各地でのデモは野党党首オディンガ氏によって呼び掛けられ、政府が実施した増税への反対を掲げて行われました。治安当局はオディンガ氏の車列をはじめ、各地のデモ隊に対し、催涙弾を用いています。西部キスムでは催涙弾ではなく、実弾が発砲された可能性があり、少なくとも1名が銃創のある状態で死亡しています。

 

オディンガ氏は昨年8月の大統領選挙で現大統領のルト氏に僅差で敗れたものの、依然として政治的影響力を有しています。今回デモ隊による暴動や略奪が目立つ前に治安当局との衝突で死傷者が発生したことを受け、当面の間政治的な背景を有するデモが増加・継続する可能性は否定できません。

ケニアでは生活に欠かせない燃料に係る税金が8%から16%に引き上げられた他、法人税率の引き上げや給与所得者に対する新たな住宅税の新設など直近増税が目立っています。オディンガ氏及び野党の熱烈な支持者以外も反政府デモに参加しやすい地合いである状態と言えます。無用なトラブルに巻き込まれないよう、群衆への接近などを避けるようおススメします。

 

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