2020年9月2日現在、カリブ海で発生した熱帯性低気圧「ナナ」が勢力を強めながら中米方面に向かっています。今後現地時間3日頃には風速が33m/sを越えハリケーンに発達する見通しとされています。
「ナナ」は現地3日にもベリーズに上陸見込みであり、その後ホンジュラスやグアテマラにも影響を及ぼす予報となっています。1~1.5メートルの高潮に警戒が必要とも言われており、周辺国に滞在中の方は最新の現地気象情報に十分ご注意下さい。
在メキシコ日本国大使館や在グアテマラ日本国大使館は2日の時点で滞在中の在留邦人に注意喚起を発しています。
なお、アメリカ周辺では例年一年間平均11個程度のハリケーンの発生が一般的ですが、「ナナ」がハリケーンに発達すると本年14番目のハリケーンとなります。米国ハリケーンセンターによれば、大西洋上にハリケーンに発達しうる低気圧「オマール」が存在しており、2005年の記録を塗り替える最速ペースでハリケーンが襲来する一年になりそうです。