2021年3月16日アメリカ中東部ジョージア州アトランタ市内でマッサージ店(スパ、アロマテラピーの施術場所)だけを狙った銃撃事案が3件続きました。一連の銃撃事案で合計8名が死亡しています。このうち一件の銃撃を実行したと思われる容疑者一人は既に逮捕されています。
いずれの銃撃事案現場もアジア系住民が経営するマッサージ店でした。ただし、3件の銃撃事案の関連性については明確ではなく、現地治安当局が現在も捜査を続けています。
アメリカでは主要都市を中心に銃撃事案の発生件数が増加傾向です。加えて直近ではアジア系住民への嫌がらせや悪質な暴力事案も目立っており、西部ワシントン州では州知事がアジア系住民へのヘイトクライムを批判する声明を発表しています。今回の事案がアジア系住民へのヘイトクライムと断ずるには現時点で情報が不足しています。
日本人も含め大勢のアジア系住民は平穏に暮らしており、アジア系住民に標的を定めて暴力行為に及んでいるのはごく一部ですが、不用意に武力被害に巻き込まれないようアメリカ滞在中の方は「いつもとは違う」という感覚を持ち、周囲への警戒を怠らず行動するようおススメします。
【アメリカ】
(参考情報)#アメリカ #ニューヨーク をはじめ各地でアジア系住民への暴力等が増加傾向です。昨日はアジア系の高齢女性を殴った犯人が逮捕されました
9日には #シアトル を擁する #ワシントン 州知事が州内でのヘイトクライムを非難する声明を発表していますhttps://t.co/spc1AKz7Ai— 海外安全.jp (@kaigaianzenjp) March 13, 2021