2022年6月27日オランダ各地で行われている政府の窒素ガス排出規制政策に反対する抗議活動が激化し、10人が逮捕される事態となりました。
2019年10月より窒素排出量削減のため畜産農家の規模を縮小するという政府の政策に反対するために始まったデモですが、最近までは平和的に行われていました。
6月22日には何千人もの農業従事者がヘルダーラント州ストローで抗議デモを行い、27日には自然・窒素政策大臣邸近くの警察の封鎖を破り、パトカーを破壊するなど暴力行為に及ぶ他、100台以上のトラクターがオランダ東部のオルデンザール近くの高速道路を封鎖するなど抗議活動が激化しています。
また、一部の農業団体は空港の封鎖を含む大規模な抗議活動を7月4日にSNS等を用いて呼びかけています。現地滞在中の方は、最新情報を入手し、万が一抗議行動の現場に遭遇してしまった場合には、現場から速やかに離れ、巻き込まれることがないようご注意ください。