2022年1月7日フランス南部マルセイユにあるトルコ総領事館に対し何者かが集団で火炎瓶を投げ込む事案が発生しました。負傷者等はいなかったとされていますが、フランスとトルコの外交関係に不満を持つ集団による犯行と想定されます。
監視カメラ等の映像から、マスクで顔を隠した6名の集団がトルコ総領事館に火炎瓶を投げ込む様子が確認されているとのこと。
フランスとトルコの外交関係に関し、昨年クリスマスにパリ市内で発生したクルド人射殺事案を巡って議論が行われています。フランス政府高官がトルコがクルド人を弾圧している趣旨の発言をしたことを踏まえ、トルコ国内でフランス大使を呼び説明を求める等現在両国の外交関係は若干緊張関係にあると言えます。
【参考】パリ市内銃撃事案及び住民騒動(2022年12月23日)
一般人への影響が大きくなるとは考えにくいですが、フランス国内のトルコ権益(大使館・総領事館等)周辺で似たような事案が発生しうる点念頭に置いておく必要があります。