2023年8月、韓国国内で、ナイフを用いて通行人を襲撃する旨のインターネット上の書き込みが急増しています。警察は関連の書き込みを特定し一部を逮捕しています。同国内では7月下旬から刃物を用いた通り魔事案が頻発しています
直近発生した被害者の多かった刺傷事案は以下の二件ですが、これ以外にもバスターミナルや高校で刃物を振り回す事案が報告されています。
【参考】韓国首都郊外ショッピングモールでの刺傷事案(8月3日)
【参考】韓国ソウル市内地下鉄駅での無差別刺傷事案(7月21日)
こうした事案を受けてなのか、インターネット上で「〇〇(場所)で人を刺す」といった書き込みが増えています。この数日で警察が把握しているだけで12件の襲撃予告が発生しています。韓国警察は予告があった場所や人通りの多い駅等で警戒を強めている他、刃傷事件が発生した際には実弾での発砲やテーザ―銃等を使用しての制圧を排除しないとして注意を促しています。
追記:
本件に関し8月6日までにインターネット上で殺人予告等を行ったとして検挙された人数が59人に達しました。多くは未成年の愉快犯とのことですが、世界各地で過去似たような「いたずら」が発生した際、中には本当に他人を殺傷した犯人もいる点に改めてご注意下さい