オランダ ハーグ市内でのエリトリア人暴動

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2024年2月17日オランダの事実上の首都ハーグ市内でエリトリア人のグループ間で衝突が発生し、警察車両等が放火されるに至りました。治安当局は即応機動部隊を派遣し催涙弾等を用いて解散させました。群衆の集結地点に不用意に近づくことはどの国でもおススメしません。

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放火され炎上した車両を消火する消防団員(Bildオランダ版のウェブサイトよりキャプチャ)

事件は17日現地夕方から夜にかけ数時間続きました。エリトリアでは本国において現政権を率いる大統領派と同政権から迫害される恐れから海外に逃れるグループに分かれています。オランダやドイツではエリトリア人移民が多いこともあって、しばしばオランダ国内で政権派と反対派の口論や衝突が発生する事例が報告されています。

今回の事案もエリトリア人同士の異なる主義主張を持つグループ同士で口論となったことを発端としてフライト通り付近で暴動が発生しました。暴徒化した双方のエリトリア人が警察車両を含む複数の車両に放火した他、周辺建物を破壊しました。治安部隊は機動隊を派遣し強制的に事態を鎮圧しています。一般の方がまきこまれたとの報告は入っていませんが、警官数名が負傷しています。

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