2024年4月13日オーストラリア東部シドニー市内の商業施設で男が利用客らを次々にナイフで刺す事案が発生しました。少なくとも6名が死亡し8名が負傷しています。犯人は現場で警官に射殺されました。現時点で動機等は不明です。
事件はシドニー東側ボンダイジャンクションと呼ばれる繁華街エリアにあるウエストフィールドショッピングセンター内で発生しました。午後3時すぎ、刃物を持った男が突然利用客らに襲い掛かり、現場はパニックがパニックとなる様子が監視カメラ映像から確認できます。複数名を次々と刺した後、駆け付けた女性警官にも刃物を振りかざしたため女性警官がその場で犯人を射殺しました。
現地警察によれば本事案は射殺された40代男性による単独での犯行であり継続する脅威はない(共犯者が逃走しているわけではない)とのこと。また本事案の動機解明には時間がかかるとしながらも本件は「テロではない」と発表しています。
事件現場周辺は事件発生直後から約4時間封鎖されており、一般人は現場から退避するよう指示されていました。同日夜までに封鎖は解除されていますが、商業施設内での捜査はまだ継続される見通しです。
本件は現地滞在中の日本人や旅行でシドニーを訪れる日本人観光客が巻き込まれていても全く不思議ではない事案です。万が一ご自身の周囲で刃物を用いた襲撃事案や銃撃が発生した際にいち早く安全が確保できるよう四方への注意を怠らないこと、異変が発生した際にいち早く逃げられるよう工夫することがご自身の安全を守ります。