フランス首都パリ市内観光地での刃物強盗未遂

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2024年7月18日フランス首都パリ市内中心部、シャンゼリゼ通りの店舗に対し刃物を持った男が強盗を試みました。駆け付けた警官に襲い掛かったため警官がやむなく射殺しました。前日には近隣の飲食店に酔っ払い運転の車両が突っ込む事案も発生しており、五輪開幕前に警戒が高まっています

 

現地報道によれば、18日シャンゼリゼ通りの高級ブランド店ルイ・ヴィトンの店舗に外国人とみられる男が刃物をもって押し入ろうとしました。強盗の試みと判断した警備員が警官に通報したところ、駆け付けた警官に対し男が反抗したうえで刃物を持ったまま逃走しました。男が警官に襲い掛かろうとした際、警官は正当防衛目的で発砲し、犯人は死亡しています。対応した警官には怪我はありませんでした。

パリ市内では現在26日のオリンピック開幕を控え、セーヌ川河畔で許可証のない人物の立ち入りを禁止するなど厳重な警備体制が敷かれています。本事案と直接の関係はないものの、前日17日にはパリ市北部20区の飲食店テラスに乗用車が突っこみ1人が死亡、6名が負傷する事案も発生しています。

治安をつかさどるフランス内務省は二件ともテロではない、と評価していますが、国際的なイベントを控え市内各所に警官が大幅に増員され、警戒レベルが高められています。滞在中の方、オリンピック観戦予定の方はご自身の安全確保に十分注意して滞在下さい。

 

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