ロシア南部リペツク等でのウクライナ軍による攻撃

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2024年8月9日現地未明、ロシア南部リペツク州、ベルゴロド州等でウクライナ軍による攻撃が発生し、爆発や火災が観測されています。ウクライナ国境から訳300キロ離れているリペツク州の州都ではドローン攻撃により少なくとも9名が負傷し、複数の自治体に避難命令が発令されています

 

ロシア国防省によると、リペツク州上空には19機、ベルゴロド州には29機の無人機が飛来したとのこと。ロシア軍は8日夜~9日未明までの間に合計75機の無人機を迎撃したとしており、ロシア国内でも広い範囲で軍事衝突による被害が発生しています。ロシア軍はウクライナ東部で攻勢を続けている状況ですが、ウクライナ中央部の北側ではウクライナ軍がロシア国内に侵入して戦闘行為を行っているとされており、ウクライナの国会議員も越境攻撃を認める発言を行っています。

一連の攻撃を受け、リペツク市の公共交通機関は現在運休しているほか、周辺一帯で行われるすべての娯楽イベントの中止、一部自治体への避難命令が発令されています。また、リペツクから南東方向、ウクライナ国境から100キロ弱に位置するロシアのクルスク原子力発電所では周辺での戦闘が確認されたことから警備体制が強化されているとの情報もあります。

 

今後両国間の武力衝突について見通しは立てづらいものの、ロシア及びウクライナに一般の方が渡航することは全くおススメしません。

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