ブラジル南部クリチバ市バス車内での強盗殺人事案

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2024年8月8日、ブラジル南部パラナ州クリチバ市内を走る路線バス車内で男性が刺され、携帯電話を奪われました。被害者は20歳の現地人男性で、その場で死亡が確認されました。犯人は逃走していましたが、9日に同市内で逮捕されました。犯人はこれまでも複数回逮捕歴があった人物でした。

 

事件が発生したのはクリチバ市内でも多くの人々が利用する市内路線バスピニャイス/ルイ・バルボザ線(Linha Pinhais/Rui Barbosa)のバス車内で発生しています。本件は白昼の公共バスの車内で発生しており、手段を択ばない短絡的な犯行による痛ましい事案です。被害者自身に特段の落ち度があったとは思えませんが、突然刃物で3回刺され、携帯電話を強奪されてしまった事案であり、事件を回避することは難しかったと考えられます。

本件のような事件を直接的に回避することは困難でも、現地日本国総領事館からは以下一般論として強盗被害を避けるための注意事項が改めて公表されています。

・強盗に巻き込まれたり、鉢合わせした際は、抵抗することなく犯人の要求に従ってください。
・夜間の長時間の外出または移動は、犯罪被害に遭う可能性が高くなります。できる限り、夜間の移動を避けるようにしてください。
・万一の場合、被害が最小限に済むように、現金とカード類(その他貴重品)は分けて携行し、少額の現金だけを入れた財布を別で用意しておく等の対策をとってください。

 

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