ラトビア領内での攻撃用ドローン墜落

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2024年9月8日ラトビアのリンケービッチ大統領はロシア国境に近い同国東部でロシアの攻撃用ドローンが墜落したと発表しました。現在ロシア、ウクライナ共に爆発物を搭載したドローンを相手国に多数送り込み攻撃の応酬が行われています。ロシアやウクライナに近いラトビア、ポーランド、ルーマニア等でもドローンの侵入や墜落が確認されている点改めて注意が必要です

 

9月7日に墜落したロシアのものとみられる攻撃用ドローンはラトビア領内でロシア国境から約50キロのレーゼクネで発見されました。ラトビア防衛省によれば、ベラルーシの領空を経由してラトビア領内に入り、墜落したとのこと。現時点で人的被害は発生していません。同日ルーマニアでも攻撃用ドローンによる領空侵犯が報告されています。ラトビアは外交ルートでロシア政府に対し正式に抗議を行っていますが、現時点でそれ以上の行動には踏み切っていません。

 

ラトビア及びルーマニアはNATOの加盟国であり、攻撃を受けた場合には欧州主要国を含むNATOからの反撃理由になりえる事態です。こうした背景もあり、現時点でロシアやベラルーシから直接的な攻撃を目的としたドローンの飛来はありませんが誤動作や悪天候等の理由により攻撃用ドローンがロシア・ウクライナあるいはベラルーシと国境を接する国に飛来する可能性は否定できません。滞在中の方は今一度警戒警報アプリの動作確認やいざという時の避難先等について確認されることを強く推奨します。

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