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9月11日 スペイン北西部カタルーニャ州の州都バルセロナで、大規模なカタルーニャ州独立派による集会および行進が行われることになりました。
ロイター通信の報道によれば、数千人の独立派がバルセロナ市街に集結する可能性があるとのこと。昨年カタルーニャ州の独立賛否を問う住民投票が行われて以降最初のカタルーニャの日(ディアーダ:1714年にバルセロナが陥落し、カタルーニャが自治権を喪失したことを屈辱の日として祝祭実としているもの)となります。このため、記事の通り多くの独立賛成派が集まることも否定できません。
また、独立派の集会に合わせてカタルーニャ州の独立に反対する人たちもなんらかの集会を行う可能性もあります。さらに、不測の事態に備えるため、現地治安当局も大規模な交通規制を行う、市内各地の警備を強化するといった対応が予想されます。
一般論ではありますが、意見の違う二つのグループが大規模な集会を行う場合、賛成派と反対派の集会参加者同士が予期できない形で衝突すること、またそれらグループと治安当局が衝突すること、などは想定されるため、十分な警戒が必要です。観光が目的の滞在者皆様は本日できる限り集会開催場所には近づかないことをおススメします。
行進ルートとして想定されるのは以下のルートです。
グロリアス・カタラーナス広場(Plaza de les Glories Catalanes)を出発し、パラウ・レイアル(Palau Reial)に至る約6キロ程度の道が想定されています。途中にはガウディの作品であり、観光名所にもなっているカサ・ミラなども存在しており、観光への影響も懸念されます。
なお、2日前には反独立派数千人がバルセロナ市内で似たような行進を行っていました。(Globe and Mail のHPより抜粋)