ブラジル首都最高裁判所前での爆発、自爆事案

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2024年11月13日ブラジル首都ブラジリア市内の最高裁判所前で二回の爆発が発生しました。実行犯は1人とみられており、建物外側から爆発物を投げ込んだのち、二つ目の爆発物は起爆操作を行ったまま、投擲をせず自爆する形となりました。実行犯は死亡しましたが、それ以外の人的被害は出なかったとのことです。

 

ブラジリアでは来週18日から世界各国の首脳が集まるG20首脳会合が行われる予定であり、厳重な警戒が敷かれつつあるなかでの犯行でした。爆発は現地の夜19:30頃に発生し、大統領府等にもほど近い最高裁判所の前で発生しています。付近の通行人、目撃者からは2回の爆発音が聞こえたこと、警報装置が作動したことなどが証言されています。

 

死亡が確認された実行犯は先般議会選挙に出馬して落選したブラジル人であることが発表されています。ただし、ブラジルでは自爆テロは極めてまれであり、今回の実行犯が何を目的にしていたのか、また実行犯以外に犯行を計画・教唆した人物や組織があるのかは現時点で不明です。死亡した犯人による自殺である可能性もありますが、それでもなお、爆発物を用いて2回の爆発を引き起こした点には注意が必要です。

 

 

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