スペイン北中部サラゴサでの立てこもり事案

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2024年1月3日、スペイン北中部のサラゴサ市内の路上で男が男女二人組をナイフで襲撃し、その後民家に立てこもる事案が発生しました。男女間のトラブルに基づく事件と思われますが、一般人を巻き込んだ立てこもり騒動に発展しました。発生から約3時間後に男は投降し、逮捕されています

 

本件は男女間のトラブルに起因し、男がかつてのパートナー女性と現在交際している男性を襲撃したものとみられています。サラゴサ市内住宅街の路上で刃物を用いて襲撃が行われ、一時は無差別襲撃事案も疑われました。その後、犯人の男は付近の自宅に立てこもり、警官隊と3時間ほどにらみ合いになりました。周辺の住人には家から出ないよう指示が出され、警官による説得交渉および万が一に備えた重武装警官らの配備も行われましたが、3時間後に男が投降し事件が解決しました。

本件はあくまで個人的トラブルであり、日本人を含む観光客らが無差別に襲撃される可能性は低かった事案と言えます。他方で、一般の方も通行しうる公道上で白昼ナイフで襲撃が行われた場合、それが標的を定めた犯行か、無差別に襲撃が行われているかを判別することは容易ではありません。万が一ご自身の近くで襲撃事案が発生した場合には「RUN・HIDE・FIGHT」の三原則に従い、安全を確保するようおススメします。

 

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