2025年2月4日コンゴ民主共和国首都キンシャサ市内で反政府・反欧米デモが呼びかけられています。本件は隣国ルワンダ領内を拠点とする武装勢力によるコンゴ民主共和国への攻勢を強めていることに対する抗議活動です。既に一部大使館が襲撃・放火される等被害が発生しており、当面群衆への接近
本件デモはルワンダ領内を拠点とするM23 と呼ばれる武装勢力がコンゴ民主共和国東部の主要都市ゴマを占拠したことを発端とし、コンゴ民主共和国政府の対応の在り方、およびM23 を支援しているとの指摘がある隣国ルワンダ政府への反発、またM23の活動を抑止しない主要国(アメリカ・フランス・ベルギー・イギリス・EU等)への反発が主要因です。
実際にどの程度の規模の群衆が集まるかは不明ですが、M23のゴマ周辺での活動活発化以降、コンゴ民主共和国の一般国民世論として反政府、反ルワンダの機運は高まっています。先週には首都キンシャサ市内にあるフランスやベルギー、ルワンダの大使館に対し襲撃が行われるなど、暴力的な事案も発生しています。当面の間、群衆や軍・警察の集結地点および外国大使館等への接近は控え、可能であれば飲食料品、生活必需品の備蓄を早めに行うことが推奨されます。