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10月2日現地午前9時頃、コルカタ市北部のダムダム地区にある住宅街にて爆発物が爆発しました。付近にいた子供1名が死亡、9名が負傷していると報じられています。現在現地治安当局が捜査を行っており、テロの可能性も含めて捜査中です。
爆発物そのものはそれほど威力が高くなく、地面に巨大な穴が掘れたり、周囲の壁が根こそぎ倒れたり、という状況にはなっていません。ただし、現場からは爆発物に含まれていたと思われる釘状の物体が見つかっています。犯人は死傷者を増やすべく釘状の物体を爆発物に含めたものと想定されます。
事件現場の周辺では政治的な抗争がしばしば暴力的に結び付いています。今回の事案も事件現場が地元有力者の事務所兼自宅前であり、政治的な背景がある可能性は否定できません。事件現場に事務所を置く市幹部は「明らかに自分を狙ったもの」と主張し、ライバル政党(インド連邦議会与党のBJP)を名指しして批判しています。
事件現場の位置。コルカタ中心部の北側、空港に近いエリアです。