2025年7月27日中国首都北京周辺で土砂崩れや洪水が懸念されるとして気象当局は警報を発しました。26日、集中豪雨により北京から南西の保定市には一日で年間平均降水量を上回る量の降雨が観測されました。北京の郊外部分でも既に洪水や土砂崩れが発生しており、本日以降の雨でさらなる災害が懸念される旨発表されています。
26日から中国北部で降り続く雨によりこれまでに少なくとも2名の死亡が確認されています。北京郊外の農村地帯では一部住宅を含む村落が洪水と土砂崩れで孤立しており、停電も発生しているとのこと。周辺一帯で約1万人が避難を余儀なくされています。27日、28日とさらに降雨が予報されていることから気象当局は土砂崩れなどの災害警報を発しました。
最も警戒レベルの高い「赤色警報」は延慶東部、懐柔中部及び南西部、密雲北西部に、次にレベルの高い「橙色警報」は懐柔北部、密雲中部に、その次にレベルの高い「黄色警報」は延慶北東部及び南東部、懐柔南部及び密雲南東部、「青色警報」は房山、門頭溝の大部分、豊台、石景山、海淀西部、昌平西部及び北部、延慶北部及び南部、平谷の大部分に発令されています。
周辺滞在中の方は最新の現地気象情報に十分注意し、安全の確保を怠らないようご注意下さい。