メキシコ北東部タマウリパス州での犯罪組織活動活発化

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2025年8月4日メキシコ北東部タマウリパス州レイノサ市で連邦検察庁幹部が爆発と銃撃により殺害されました。事件後レイノサ市内では犯罪集団による交通妨害や銃撃が複数報告されており、同州内で治安上の混乱が拡大しています。

 

直近メキシコでは薬物流通を含む組織犯罪を行うグループ同士の抗争や治安当局による強制捜査などにより治安の悪化が指摘されています。今般タマウリパス州の検察当局トップが市内の一般道を移動中に乗車していた車両の付近で爆発した手りゅう弾による爆発によって殺害されました。本件は検察当局が捜査や掃討作戦を強化していることによる犯罪組織の反撃とみられています。

本事案後タマウリパス州レイノサ市内では道路の封鎖やまきびしのようなものを用いた交通妨害に加え、市内複数個所で銃撃事案が発生したとの報告があります。メキシコでは中部アグアスカリエンテス州でも治安当局と犯罪組織間の衝突が増えており治安上の懸念も指摘されています現地日本国大使館からは特に犯罪組織による活動が活発な地域では不要不急の外出を控えること、車両走行時に路面の状況に注意すること、が注意喚起されています。

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