イギリス国内難民申請者滞在ホテル周辺での抗議活動

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2025年8月23日イギリス各地で難民申請者が一時的に宿泊しているホテル周辺での一斉抗議が行われました。ブリストルやホーリーでは抗議者と警官隊および人種差別に反対する人々の間で衝突が起こるなど混乱も発生しています。抗議活動は車両を用いてホテル周辺道路を封鎖するなど一般の方にも影響があり得る状況です。

 

23日イギリス国内各地で同時に行われた抗議活動は難民申請中の外国人を政府が費用負担をして一時的に宿泊させているホテル=「アシラム・ホテル」の周辺で発生しました。抗議が発生した都市は首都ロンドン市内のカナリーワーフ地区、ブリストル、タムワース、キャノック、ヌニートン、リバプール、ウェイクフィールド、ニューカッスルアポンタイン、ホーリー、アバディーン、パース、モールドとなっています。これらの抗議活動は、庇護申請者の受け入れ政策に反対する一部団体が主導しており、SNS上での呼びかけを通じて全国的に拡散されたものです。

 

イギリス政府は難民保護申請の審査中は申請者を一時的にホテルで宿泊させる方針を変更する予定はないため、今後も類似の抗議デモ呼びかけは継続する可能性があります。地元情報で難民申請者の滞在先として名前が挙がるホテルや群衆が集結している地点等には近づかないといった工夫は安全確保に役立ちます。

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