2025年9月10日アメリカ南西部ユタ州オレム市のユタバレー大学で野外講演中だった政治活動家が銃撃を受け死亡しました。多数の学生らが集まっていた中での銃撃であり政治的集会でのリスクが改めて浮き彫りになりました
本事案は保守系団体「Turning Point USA」が主催し、同団体の共同創設者であるチャーリー・カーク氏がステージで演説・質疑応答中に銃撃を受けました。カーク氏はその場で死亡が確認されました。銃撃は多数の学生がカーク氏との質疑応答のために集まっていた際に発生し、銃声の後学生らが一斉に非難する様子が記録されています。
銃撃後、キャンパスは閉鎖され、授業はすべて中止されるなど厳戒態勢が敷かれました。現時点で容疑者が特定されその行方を警察が追っていますが、まだ逮捕には至っていません。
死亡したカーク氏は早くからトランプ氏の支持者として知られており、現在の米国での政治的分断を象徴する人物でした。政治的なイベントはそれが共和党系・民主党系のいずれによるものであるかを問わず、今回のような銃撃を含む暴力の対象となりうる点を示唆する事案です。特に外国籍であり、米国政治に直接的な影響力を有しない日本人、そして短期滞在の旅行者の立場ではこのような政治色を帯びた集会に参加するメリットはないといえます。群衆の集結地点、特に政治的な背景を有する集会会場には近づかないことを強く推奨します。