2025年9月21日現地早朝メキシコ中部レオン市北部の集合住宅前で日本企業の駐在員が送迎車両を待っていた際バイクに乗った2人組に襲われ金品を強奪されました。男性は軽傷を負いましたが命に別状はありません。
事件が発生したのは日本企業も多く進出しているグアナファト州レオン市北部ハルディネス・デル・モラル地区の集合住宅前です。早朝4時過ぎに日本人男性が出勤のため路上で送迎の車両を待っていたところを狙われて被害に遭いました。バイクの二人組が男性に接近した上で右後頭部を殴打し、財布やスマホ、パソコンの入ったカバンを強奪されたとのこと。一般的にメキシコに限らず一般論として車両の乗降時は視野が狭くなりがちで、強盗の格好のターゲットとなっている点を踏まえ、路上での待機を避ける、待機せざるを得ない場合には周囲への警戒を怠らない、といった工夫がおススメです。
なお、本件を受け在レオン日本国総領事館は改めて在留邦人に対し以下注意事項を公表しています。
(1)やむを得ず人通りの少ない夜間や早朝に外出する場合は、周囲に不審者や不審な車両がいないか、常に警戒心を持って行動してください。
(2)送迎車や配車アプリを通じた迎えを待つ際に、携帯電話を操作していると、周囲への注意が散漫となり、不審者に気づきにくくなる上、狙われやすくなります。待機中は周囲への警戒を優先してください。
(3)送迎車や配車アプリを利用する際は、車の到着を確認してから外に出る、または複数の待ち合わせ場所を事前に想定して活用するなど、自身の行動を特定されにくい工夫を心がけてください。特に定時・定点での待機は、犯人に狙われるリスクが高まるため注意が必要です。
(4)強盗事件の多くは、拳銃やナイフ等の凶器を用いる手荒な犯行がほとんどです。抵抗した場合、二次被害につながる可能性もあることから、無理をせず、相手の指示に従うようにして下さい。(強盗被害に遭遇した際、犯人を刺激することで、生命・身体に危害を加えられるリスクが高まります。一般的に、無抵抗で金品を差し出した場合、そのリスクは低くなると言われていますので、気持ちを落ち着かせて犯人の指示に従ってください。)