2025年9月30日パキスタン南西部バロチスタン州の州都クエッタ市内で路上に仕掛けられた爆弾が爆発し、民間人を含む少なくとも11名が死亡する事件が発生しました。爆発は市街地の商業エリアで発生し現場には民間人や治安部隊員が多数いたと報じられています
現地警察は初期捜査を踏まえ爆発は遠隔操作による即席爆発装置(IED)によって引き起こされたものと発表されています。犯行声明は出ていないものの、過去の事例から分離主義勢力や過激派組織の関与が疑われています。
また、同日バロチスタン州内ではほかに2件の爆発事案が発生しており、合計22名が死亡しています。バロチスタン州では、民族的・政治的対立を背景とした武力衝突が継続しており、外国人を含む民間人が巻き込まれる事例も報告されています。