2025年10月17日コロンビアの首都ボゴタにある米国大使館前で発生した抗議活動において、警察官4名が負傷しました。抗議者の一部が矢を放ち、爆発物を投げつけるなどの暴力行為に及んだとされています。同国での群衆への不用意な接近はおススメしません
抗議は「人民会議(Congreso de los Pueblos)」と呼ばれる団体によって組織され、週初めから市内各地で展開されていましたが、17日の金曜日には暴力を伴う抗議活動が発生しました。米国大使館前でトランプ政権の反移民政策に抗議する一団が矢を放つ、爆発物を投げ込むなどの行為に及び大使館の警備にあたっていた警官少なくとも4名が負傷しました。
現地映像では矢が腕に刺さった警察官の姿も確認されており、ボゴタ市長は「一部の覆面をした者による犯罪行為」と非難しています。同国ペトロ大統領もSNS上で「より急進的なグループが大使館警備中の警察官を攻撃した」と述べ、現場周辺での警戒強化を呼びかけています。抗議を呼び掛けているグループは暴力を認めない旨声明を発表していますが、抗議活動そのものは継続するとしており、当面の間類似の衝突等には注意が必要です。
現地滞在中の方は、群衆の集まる場所やアメリカ大使館周辺への接近を避け、最新の治安情報に十分注意してください。