アメリカ全土航空便の遅延拡大と対応策

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2025年10月1日より継続中の米国政府予算停止の影響により、空港保安や管制に関わる職員の欠勤が拡大しつつあります。今月末以降更なる遅延の増加可能性も指摘されており、アメリカ渡航予定の方はご注意下さい。

現地報道をとりまとめた旅行業界の記事によれば、1日あたりの遅延件数は最大7,000便を超える日もあり、特に以下の空港において遅延が顕著です:ニューアーク・リバティ国際空港(EWR)、シカゴ・オヘア国際空港(ORD)、サンフランシスコ国際空港(SFO)、オースティン・バーグストロム国際空港(AUS)、ハリウッド・バーバンク空港(BUR)、ナッシュビル国際空港(BNA)。

当サイトが把握している情報を総合すると、次回の政府給与支払い日である10月28日にも支払いがなされない可能性が高く29日以降、空港保安および運航に関わる政府系職員の欠勤がさらに拡大する可能性があります。
航空便の遅延は特に海外事業展開される皆様、航空機による移動が必須の皆様にとって防ぐ手段は限定的です。1)時間に余裕をもった移動計画を立てること、また2)多少コストがかかったとしても安全かつスムーズな移動のためにLCCではなくフルサービスキャリア(FSC)の利用を検討することが推奨されます。特に乗継便や早朝便、週末便は遅延リスクが高いため、直行便や午後便への変更も視野に入れてください。

アメリカへの渡航予定のある方は、航空会社および空港の最新情報を確認の上、柔軟な対応を心がけるようおススメします。

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