イギリス バーミンガム反ユダヤデモでの混乱

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抗議活動が発生したスタジアムではバーミンガムをホームタウンとするアストン・ヴィラとイスラエルのテルアビブを本拠地とするマッカビ・テルアビブの試合が行われていました。逮捕者は17歳から67歳の男性で、逮捕理由は人種差別的発言、覆面を外すことの拒否、退去命令の無視、違法薬物の所持、花火の持ち込み未遂などと報じられています。

 

 

スタジアム周辺ではパレスチナに連帯を示すグループ約200人が抗議活動を行う一方、イスラエル支持者約40人も別の場所で集会を開き、反ユダヤ主義に反対するメッセージを掲げていたと報じられています。それぞれの抗議活動に参加した人数は多いとは言えませんが局所的に暴力行為や退去命令の無視が発生し警察は一部参加者を逮捕しています。

 

イギリスはイスラエルやパレスチナから距離がありますが直近の情勢を踏まえ、滞在中の方は政治的・宗教的対立に関連するイベントや集会の周辺には近づかず、現地当局の指示に従って行動するようおススメします。特に親パレスチナ/反ユダヤを主張するグループの中でも「パレスチナアクション」はイギリス政府からテロ組織指定を受けており、この団体のロゴやバナーを掲げるとそれだけで高齢者であっても逮捕される事案が確認されていますのでご注意下さい。

【参考】イギリス治安最新情報

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